宇宙人ぶすおの真実の記録

穏和な日常生活の風景。 幸福。 幸せ。 心の安定。 精神の充足。 心の平安。 愛情。 愛と調和。

2011年05月

震災ボランティア 第2日目

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今日は遺体安置所での作業従事を命ぜられた。


だだっ広い場所に並ぶ御遺体、お棺の数々・・・。
絶え間無く漂うお線香の匂い。
歩いている僧侶。
花束を抱えて喪服姿の御遺族達。

広い空間に、僧侶の読経の声が透徹して響き渡り、線香の煙が漂う。
唱えられているのは、「仏説 摩訶般若波羅密多心経」か。
俺は受洗したキリスト教徒でありながらも、やはりお線香の匂いとお経は、日本国の原風景であると身体と心で感じる。


忙しそうに業務に従事する警察の方々。
遺体検視に従事する法医学の医師や歯科医師の方々。


震災後2ヶ月が経ても、尚毎日リアルタイムに御遺体は上げられて運ばれて来る。


今回は特殊な事情故に詳しく書く事は憚られるが、僕の人生体験で最もインパクトが有った事例になるだろう。

終了後、いつもの夕の全体ミーティングにて、最高責任者の方から、何と僕が全員の前で名指しで労を労われ、温かく励まされ、そして深く感謝された。
ミーティング終了後には、全く見知らぬ方から声を掛けられ、労を労われた。

実質、ただの助手だが、周囲の俺に対する眼差しには、自分で言うのもなんだが明らかに尊厳がこもっていた。


明日も遺体安置所だ。


今俺は、人生の新たなるモチベーションを神様から与えられて、気高いやる気に満ちている。

震災ボランティア 第1日目の夜

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ホテルはどこも満室一杯。
従って、僕の今夜の宿は必然的に避難所となった。

今日と明日はここで宿泊する。
避難所の館内には、無料で利用出来る無線LANの電波がギンギンに飛んでいて、早速、自分が持ち込んだパソコンでこうして雑魚寝しながら配給された布団の中でブログを書いている。
電波の名前も「GanbaroFukushima」となっていた。

それにしても皆さん思った以上に元気だ。
とても人柄も気さくで明るい方が多い。

僕独りの為に、入浴の制限時間をこっそり延長してくれたおっちゃんのお陰で助かった。

「遠い所からわざわざ有難う御座いますねぇ!」

僕の隣では、福島県庁から派遣されて来たと言う30代の女性ボランティア職員さんが寝袋の中で読書中。


僕は聖書を読みつつ、就寝前のお祈りだ。


避難所は、テレビで見た通りだ。

楽しんでいる人と、もう疲れてしまっている人にかなり顔の表情が別れる気がする。


俺は、こう言う雰囲気は正直大好きだ。
現地の方達が俺の為に何とかしてホテルを予約しようと試みて下さっているが、俺としては正直、もう最終日までここの避難所でお世話になりたい。

皆、一緒に雑魚寝して、一緒に御飯を作って食べて、一緒に遊んで、一緒にナイター中継見て、一緒に将棋を打って碁を打って。

良いじゃん、こう言うのって。

皆、平等。
金持ちも貧乏人も偉いも偉くないも何も無い。

それはある意味、聖書で言う所の「天国」、「天の国」、「神の御国」、「千年王国」と言われているのに通じるものがあるかも知れない。

以前の職場の、感受性豊かで繊細でナイーブな友人はこう言っていたのを思い出した。
「普通に貧乏暮らしをしている人達よりも、被災して避難所に居る人達の方が幸せだと言えるのかも知れない。」

俺にはこう言う繊細で細かい話は、良く分からない。

人の幸福とか幸せとか、不幸とか不幸せって、どうやって何によって決まるのだろう。

俺にはますます、良く分からないのだ。

震災ボランティア 第1日目

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現地の方と面談。協議。

取り合えず、大津波に遭った一帯の案内を、緊急車両で受けた。
立ち入り禁止区域の場所にも案内して頂いた。


想像を絶する。
言葉を失う。
我が目を疑う。
信じられない。

神様は何故こんな漁村の田舎町を襲って天罰をお下しになられたのか、ますます分からなくなった。

明日から、いよいよ本格活動開始だ。

さぁ、早く寝よう。


って、今夜の宿が決まってないのだ。


避難所にも、もう入れないのだと。

俺は、震災ボランティアから一転して、ただの役立たずルンペンです。

震災ボランティア 第0日目

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昨日の朝、職場の方達が、総出で僕独りの為に、今回の任務:ミッション遂行の為に色々動いて下さった。
全ての必要物品が、職場の車に搬入された。

妻が全ての必要品を事前に用意してくれて、心配してくれている。
妻の用意と準備は、いつもながらかゆい所に手が届いてくれている。


出発直前、やはり俺としては心細く、以前の職場の友人を訪ねる事にした。
残念ながら、上司は昨日はお休みで不在だったが、友人の昼休みに近くの牛丼屋さんで少しお茶。
友人は今回の僕の突然のミッションに驚嘆し、喝采し、賞賛し、成功を祈ってくれた。
やはりこう言う時にも友人の存在と言うのは実に励まされるものだ。
予定を少し遅れて、15:00に東名高速道路に進入。
そのまま首都高速道路のうねる狭い道をノロノロのろまにちんたら走り、東北道へ。
俺は今回、高速道路を独りで走るのは、生まれて初めてなのだ・・・。


途中、妻からの助言も有り、高速道路を降りて、那須パレスホテルへ宿泊。
妻が、リアルタイムでネット検索してくれて指示してくれた。

ホテル館内には無線LANが完備され、持ち込んだ個人のノートパソコンが、こうして早速役に立ち、ブログも書けている。
職場にメールで業務報告も出来る。


ここのホテル、驚いた事に、温泉が湧いていて、しかも源泉掛け流し放流。
温泉名は「与一の湯」。
あの平家物語のヒーロー、那須与一に何か関係しているのだろうか??
そうだとしたら、これから正に出陣する今の俺にピッタリではないか。

そもそもホテル前の玄関脇にダバダバだぼだぼ温泉がこれ見よがしに垂れ流されていて湯煙がモックモク。
笑っちゃった。

実際、お風呂に入ってみたら、温泉水ダボダボだばだば垂れ流し放流(上記写真)。
湯加減も本当に丁度良い。
「加水・加温なし。循環濾過なし。塩素消毒もなし。」
おぉ、こりゃ本物だ!


僕はバス・トイレなしの一番安い和室に宿泊中だが、この料金でこんな良質の温泉に入れるなんて、素晴らしい。

フロントの話では、震災後1ヶ月は被災者の方とか沢山宿泊に来ておられたと。


さぁ、ちょっくら朝風呂に入って、荷物まとめたら、職場に報告のメールを打って、また出発だ。
ここから目的地の被災地まで、距離は約170km。
東北道を再び走ります。


それでは、皆様、一旦暫くお別れです。
沢山の応援、支援、心有るメールやコメントの数々、どうも有難う御座いました!!

さっき、朝風呂に入って来ました。


僕は皆様のお力を頂いて、精一杯頑張って参ります。



震災ボランティアに出発します


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福島県への震災ボランティア派遣命令が、つい昨日、職場からあった。
僕が現在保有する資格での行為・活動に従事するという事でだ。

期間は、一昨日の話では1週間だったのが、昨日の緊急電話で急遽その倍の2週間ということになった。

僕は丸2週間、被災地の福島県に滞在し、現地でボランティア活動をさせて頂く。


今、僕は不安に揺らいでいる。
妻とも離れる事だって、寂しい。
妻もかなり不安がって寂しがっている。


だが、同時に僕は、心の内側から崇高な使命感をふつふつと感じているのだ。


この1000年に1度と言われている東北関東大震災に被災地で出来る事を精一杯こなして来るつもりだ。




そんな僕に、周囲の方々から温かい激励のメッセージが続々メールで着信している。



愛媛県八幡浜市の友人:「大変そうですな」

高知県高知市の友人:「がんばれー、Iさん。神様の御加護があり、ご奉仕が豊かに祝福されますように。お祈りしてます。高知 H田より」

徳島県徳島市の友人:「崇高な任務を無事完遂されんことを期待しております。私は毎日松山(愛媛県松山市)まで通勤し学生に講義しております。ではお体に気をつけて。」
「人生でのいい経験になると思います。色んなことを予想して、準備して見て考えて土産話を聞かせてください。」

地元のグループのオーナー:「ご無沙汰してます、Mです。被災地援助活動お疲れさまです。大変ですが大切な、とても素晴らしい事だと思います。道中身体に気をつけて、気持ちを明るく前向きにして頑張って来て下さい。私も消防団に入ってまして、後方支援の予備要員ですが、今のところ自衛隊と全国の警察と消防が頑張っているので、東北以南の消防団は招集されてません。一方で新たな震災に備えて地元での避難場所確認や地域の情報収集や各種訓練などの活動に休日は忙殺されています。胸を張って元気に行って来て下さい。『忍耐は苦い。しかしその果実は甘い』心に希望を絶やさず周囲を励まして下さいね。無事に活躍される事を祈っております。」

大分県臼杵市の親友:「出来る事を頑張って、身体には気をつけて。」



不安がっていた俺は、皆様の温かい励ましのお言葉により、大いに勇気付けられ、そして力を与えられました。


僕は精一杯、力を尽くして、身命を賭して、任務に励む所存に御座います。

どうか、今このブログをお読みの皆様からもお力を拝借したく存じます。

行って参ります。



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