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1週間前に台風24号が日本列島を直撃縦断した事により、ここ静岡県は「平成最大の大停電」に、比較的長期間見舞われてしまった。


僕の実家周辺は、9月30日(日)18:40頃に、既に停電に陥り、しかもその停電の期間がかなり長引いた。



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ここまで大規模な停電が、しかも長期間にも及ぶ現実に直面し、静岡県民は少なからず動揺した。

勿論、僕もその一人だ。



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しかも台風24号は海水を巻き上げて撒き散らして爆進した為か、静岡県内全域で植物や農作物の塩害が多発した。




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僕はスマホを持って居らず、ガラホ(僕のは上記写真の内、ピンク色の物)なので、従って情報の取得もままならないかと思ったが、これが意外や意外。


停電によりテレビもパソコンもインターネットも使用不可能に陥ってしまった所で、最も有用な情報源になったのは、このauガラホで受信出来た、NHK総合のワンセグ放送と、付帯するそのデータ放送であった(しかも視聴料は無料)。



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現代文明の生活の大部分は、電力に拠り成り立って居るのだと、停電に陥ると本当に痛感した。

停電に陥ってしまうと、情報環境が大幅に制限されてしまう。

するとやはり、人間は不安になってしまうものだ。


しかしここでちょっと不思議な事だったのは、いつもの静岡新聞は、欠配や遅配は全く無く、ちゃんと自宅に届いて居た事だ。
これだけでも大分助かり、しかも大分安心出来た。



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「一体何時まで、この不便極まりない停電は続くのか・・・!??」

「一刻も早く復旧して欲しい!!」


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浜松市内各所の至る所の其処彼処で、信号もダウンしてしまい、皆お互いにゆっくりお互いを気遣いながら、何とか交差点で進行した。
それでもやはり、信号が消えてしまった交差点内で、多数の交通事故は発生してしまった様だ。

取り分け大きな交差点は、流石に警察官の方々が交通整理して下さったり、発電機を起動させて信号を機能させて居た場所も有った。



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浜松市内のほぼ全てのコンビニエンスストア、遠鉄ストアなどのスーパー、食料品店のお弁当やお総菜は全て売り切れとなってしまい、何処のお店も棚はほぼスッ空かんであった。



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我々静岡県民の予想を大きく超える長期間に渡り、大規模な停電は続いた。



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不思議な事は、浜松市内でも北の方の田舎の方はむしろ、停電の被害がほぼ全く無かったのだ。

だから僕の職場とその周辺は、停電の被害からほぼ免れて居た。



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ウチもそうだが、オール電化の家はこう言う停電の際は、家の中の家電や調理器具のほぼ全ての機能が停止してしまう為、かえって困り果てた。


ウチの前のSさんは御親切にも、御自宅のガスコンロで沸かしたお湯を、ウチにも提供してくれようとして下さった。



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マンション・アパート・公団住宅などの集合住宅では、電力に拠り貯水タンクから給配水が為されて居る為、停電に加えて断水まで発生してしまって居た有様であった。

妻の実家では、御親切な御近所様が、御飯を用意してわざわざ持って来て下さったと言う。



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そして自慢話で恐縮だが、停電下で大活躍の様相を呈したのが、ウチの屋上に設置して有った、大容量の太陽光パネル(11kw)だ。


不幸中の幸いにして、台風襲来の翌日10月01日(月)と翌々日10月02日(火)は、浜松市内は雲一つ無い秋晴れの快晴となり、日中に限ってはだが、売電モード→自立運転モードに初めて切り替えて、屋上の太陽光パネルで発電した電力を、全て自家使用として、冷蔵庫と炊飯器は何とか機能した。
やれば洗濯機も機能したかも知れない。


ウチの御近所様の中には、発電機を元々家に備えて居り、自家発電で電力を賄えて居た御宅も有った様だ。



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中部電力さんは急遽、1500人態勢で不眠不休の復旧作業に鋭意当たって下さり続けた。



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誠に本当に、心より感謝申し上げると共に、彼等自己犠牲を為した奉仕の精神で勤務する中部電力の社員さん達が、今は十分な休息と休日が会社から与えられる事を、切に心より祈る。


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中部電力の多くの優秀で勇敢な社員さん達が、静岡県中西部の現代文明の基礎と根幹を、常に支えて安定維持為さって居られるのだ。

彼等は何と素晴らしい職務に就いて居らっしゃる事だろう。



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そんな平成最大の大停電に静岡県下全域が見舞われて、皆が不便な思いを強いられて居た中、本当に素晴らしい対応を示した方達が、静岡新聞にて取り上げられた。


静岡県浜松市中区向宿の居酒屋レストランさんの、「まかしょお!!」さん。


上記写真のお握りをこさえて、希望者の方達に対して、無料で配って振る舞ったのだ。



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「神対応だ!!」

「店主様は、本当に素晴らしい方ですね!」

「大いに助かりました!本当にどうも有り難う御座いました!今度絶対に、お店に行きます!」


まかしょお!!さんのFacebookページには、感謝や賛辞のコメントが多数書き入れられて居た。


そこで僕も賛辞のコメントを寄せた所、店主様らしき方から、「困った時はお互い様です。皆さん色んな考え方がありますが、損な生き方ですかね・・・。」と、印象的な返信を下さった。




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静岡県浜松市中区向宿の居酒屋レストランのまかしょお!!さん。


メニューは実にバラエティに富んで居る様だ。



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僕はお酒は全く呑まないが、まかしょお!!さんの店主さんは、何と男気に溢れた漢である事か。




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停電で御自分達のお店もかなり不便を強いられたり、冷蔵・冷凍庫の機能不全に拠り、食品の廃棄ロス等の損害リスクも大いに有ったろうに、その逆風環境の最中で人助けをしようと考え、しかも果断に迅速に実行・行動出来る真に勇敢で素晴らしい人達も、こうして僕の身近に実在するのだ。





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僕もこちらのお店に、いつか行って食事してみたい。



そして妻は言った。
「今回の大停電は、きっと来るべき東南海トラフ連動型大地震への予行演習だったのかも知れないね。」