- カテゴリ:
2019年11月
2019/11/1420:57
2019/11/1018:32
本日は祝賀御列の儀でありました。
ウチも家族で、テレビの前で釘付けだったっち。
素晴らしい時代の節目ですね。
そこでやっと2組目の曲目、CD30枚中の3枚目へと進んだ。
【Disc3】
フックス: 『死者のためのミサ曲~皇帝レクィエム K.51-53』『4声のためのソナタ K.347』『3声のためのソナタ K.370』『モテット: リベラ・メ(我を解き放ちたまえ) K.54』『ミゼレーレ』
~ローランド・ウィルソン(指揮)、ラ・カペラ・ドゥカーレ、ムジカ・フィアータ
ヨハン・ヨーゼフ・フックスと言うバロック時代のオーストリアの作曲家の作品、「皇帝レクイエム」だと。
僕は20年程前までの大学生時代は、下宿のアパートの部屋のステレオが自動でスイッチオンになり毎朝聴いて居た、朝06:00~のNHK-FM「朝のバロック」にて、この作曲家の名前位は聞いた事が有る。
Wikipediaに拠れば、このフックスが著した作曲(対位法)の教程書を、音楽の父バッハや楽聖ベートーヴェン先生も蔵書に所有し、学んだと言う。
だがこうして彼の作品を商品のCDとして購入したのは、僕は今回が初めてだ。
僕には良くは分からない知らない作曲家なのだが、大変に美しく清らかな楽曲と演奏だ。
何でも時の神聖ローマ帝国皇帝陛下の奥様、つまり皇后陛下の葬儀の為の音楽、らしい。
するとただの平庶民に過ぎぬこの僕が、自身の葬儀・葬式でこの楽曲をBGMに使用せよと指定する事は、甚だおこがましいと言う事になるのか?
だがこのCDを聴いて居れば、僕が大学の一般教養課程で学んだ通り、西洋音楽は最初はキリスト教会の宗教音楽として発展・発達して来て現在に至ると言う事が、如実に実感出来る。
そして古楽:Ancient musicに属するこのCDも、文字通りえらく古い音楽のはずなのに、少なくとも僕の耳にはいささかも古さを感じさせず、いやむしろ新鮮なものに響くから本当に不思議なものだ。
それはこのヨハン・ヨーゼフ・フックスよりも更に更にド古い、最早古代の作曲家であるギョーム・ド・マショー作曲のノートルダムミサ曲にも言える事だ。
文字通りの古楽:Ancient musicにカテゴライズされる音楽が、古さよりもむしろ新しさを感じさせるとは、一見逆説的にも思えて僕にはとても面白く感じられるのだ。
- カテゴリ:
2019/11/920:29
さぁ、僕の新たなる音楽鑑賞の旅が、今始まった。
先日買ったboxセットCD30枚組の、第一発目がこちら。
【Disc1&2】
モンテヴェルディ: 『聖母マリアの夕べの祈り』(全曲)
~フリーダー・ベルニウス(指揮)、ムジカ・フィアータ、シュトゥットガルト室内合唱団
いきなり素晴らしい名曲の名演奏で、期待以上の素晴らしい内容にただただ圧倒される。
30枚にも及ぶCDの最初の2枚組で、余りの素晴らしさに何度も繰り返し鑑賞してしまうので、鑑賞が中々次に進まぬ進まぬよ。
今からもう実に23年間も前の事だが、僕の母校の徳島大学・常三島キャンパスの附属図書館に有った、1996年に出版されたこちらの本の中で、金田敏也さんは同曲の推薦盤として、ジョルディ・サヴァール盤(輸入盤でしか入手不可能)とサー・ジョン・エリオット・ガーディナー盤(1991年度レコード・アカデミー大賞受賞)を先ず第一に挙げた次に、このフリーダー・ベルニウス盤を推薦して居たので、僕としては今から23年も前から気になって居たベルニウス盤が、今こうして入手出来たのだ。
そう言えば23年前の当時、僕がいつもクラシック音楽のCDを購入して居た、徳島駅前のクラシック音楽専門店「アートレコード」さんの店内にて、たまたま遭遇した徳島県庁の大人しそうな眼鏡の男性職員さんも、「『聖母マリアの夕べの祈り』は、やはりサヴァール盤(上記写真)がベストですね。」と、静かに言い切っていらした。
この指揮者フリーダー・ベルニウスさんは、特に合唱の扱いが巧みだ。
この演奏は金田さんが仰る様に、ややドイツ寄りながら本当に秀逸で素晴らしい、隠れた名盤と言えるだろう。
音楽史上、最大で最高傑作の一つである「聖母マリアの夕べの祈り」の、一つの理想形を体現したと言えるだろう。
J.S.Bachのロ短調ミサ曲と共に、このベルニウス盤の「聖母マリアの夕べの祈り」を、是非僕の葬式ではBGMに使用して欲しい。
(ガーディナー盤は最高に素晴らしい演奏である事に疑いは全く無いが、彼の余りに豪華絢爛で煌びやかな演奏は、葬儀の席には似合わないだろう)
っと、そんな遺言めいた個人的希望は、先ずは最愛の妻に言えば良いのだろうか?
- カテゴリ:
タワーレコード・オンラインの素晴らしい便利さに味をしめて、僕は自身の若い頃の、今から20年間以上も前から気になって居た名盤を、また購入し始めた。
それが、これ。
クラウディオ・モンテヴェルディ作曲:聖母マリアの夕べの祈り
ハンス・マルティン・シュナイト盤
このシュナイト盤の同曲は、かの有名な音楽評論家である宇野巧芳(うの こうほう)氏が、自身の著作の中で大絶賛して居た。
しかし宇野氏も著書の中で仰って居られた様に、このシュナイト盤はかつては輸入盤でしか入手出来ず、従って日本国内では殆ど入手不可能の代物だった。
所がタワーレコード新宿店:城義忠さんの尊い御尽力も大いに有り、タワーレコードさんが限定版として独自発売して下さったのだ。
城義忠さん、Good job!!!
しかも前回にboxセット購入した際のポイント(10倍キャンペーン中だった)を使用して、たったの850円程で入手出来た(セブンイレブンにて受け取りで送料・手数料は無料)。
今、この購入したシュナイト盤のCDを聴きながらこのブログ記事を書いて居るが、噂に違わず実に素晴らしい名演奏だ。
女声ソプラノをボーイソプラノに置き換えて起用し、合唱・声楽は全て男声に拠るのだが、それがこんなにも透明で古雅な、まるで木彫りの聖母マリア像を思わせる純朴な演奏と来たら、どうだ。
「聖母マリアの夕べの祈り」は、僕はやはりかの名盤、サー・ジョン・エリオット・ガーディナー盤(1991年度レコード・アカデミー大賞受賞)のみを所有して居り、そればかり聴いて居たが、シュナイト盤はガーディナー盤の様な眩いエネルギーが強烈に外向性に発散する豪華絢爛さ、煌びやかさは全く無いものの、最初から最後まで一貫して静謐な祈りに満ち満ちた、極めて精神性の高い演奏だ。
音楽に癒しと安らぎを求める、心疲れた皆さん。日常普段の生活にて精神と魂を擦り減らして居る、疲弊してしまいへたり込んで座り込んで一時的に人生の歩みを止めてしまった皆さん。途轍もなく辛く哀しい出来事に打ちひしがれてしまい、落ち込んで座り込んで俯(うつむ)いて下を向いたままになってしまって居る皆さんが、是非このCDを鑑賞する事を、僕は強くお勧めする次第である。
- カテゴリ:
僕のブログ記事を検索して下さい
僕が書いた最新のブログ記事です
読者の皆様からのコメントです
月別の過去記事ファイルです
極簡単な自己紹介です
エリア467
お酒も煙草も浮気もギャンブルも全くやらない、日本の地方に住む中年男性です。
キーワードの嵐です
- 2012
- 3.11
- BUCK-TICK
- CIA
- COVID-19
- J.S.BACH
- NHK
- SOFTBALLET
- XBOX360
- YAMAHA
- いずも型護衛艦
- お彼岸
- アメリカ合衆国
- カール・リヒター
- キリスト教
- クリぼっち
- クリスマス
- クリスマスイブ
- クリスマスオラトリオ
- クリスマスプレゼント
- クリスマス・オラトリオ
- グスタフ・レオンハルト
- サッカー日本代表
- サー・ジョン・エリオット・ガーディナー
- ジェラルド・R・フォード級航空母艦
- ソフトバレエ
- トム・クルーズ
- バッハ
- バッハの4大宗教声楽曲
- バレンタインデー
- フリーダー・ベルニウス
- フリーメーソン
- マタイ受難曲
- モーツァルト
- ヨハネの黙示録
- ヨハン・セバスチャン・バッハ
- ラルキブデッリ
- レクイエム
- ロ短調ミサ曲
- ヴラディーミル・プーチン大統領
- 三穂希祐月
- 不倫
- 不思議のメダイ
- 不思議のメダイ聖堂
- 世界の終末
- 主イエス・キリスト
- 主イエス様
- 侍ジャパン
- 南雲忠一
- 原子爆弾
- 古典主義音楽
- 夏
- 大衆演劇
- 安倍晋三内閣総理大臣
- 宗教声楽曲
- 小倉とも子
- 小倉美咲ちゃん行方不明事件
- 川根温泉
- 幸福
- 弥栄
- 彼岸花
- 愛
- 教会音楽
- 新型コロナウイルス
- 日本国
- 旧約聖書
- 本当の幸福
- 東南海トラフ連動型大地震
- 東日本大震災
- 東海大地震
- 桜
- 梨
- 森岡賢
- 決勝トーナメント進出
- 浜名湖ロイヤルホテル
- 源泉掛け流し
- 田嶋幸三会長
- 神様
- 福島県相馬市
- 秋の味覚
- 終戦記念日
- 緑のスカプラリオ
- 義理チョコ
- 聖マラキの予言
- 聖夜
- 聖書
- 聖母マリア
- 聖母マリア様
- 自殺
- 航空母艦:赤城
- 西瓜
- 西野朗監督
- 謹賀新年
- 賀正
- 避難所
- 鎮魂ミサ曲
- 震災ボランティア
- 靖国神社
- 音楽の父
- 食欲の秋
スマホでどうぞ
僕と仲良しのブログ友達です