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九州に在住し勤務する、大学時代からの親友のO君が、ひょんな事からあるサイトで不思議のメダイと、そしてなんと同時に「緑のスカプラリオ(上記写真)」を入手したのだ・・・!

この、緑のスカプラリオ。
知る人ぞ知る、ローマ・カトリック教会の準秘跡。
準秘跡とは、つまり簡単に言えば未信者でなくても身に付けられて御利益が有るとされるローマ・カトリック教会公認の御守だ。

この緑のスカプラリオは、実はここ日本国では中々手に入らない。滅多に手に入らない。
正規のカトリック教会のオンラインショップにて、極稀に入荷され、それがメール配信で知らされる→ホームページに行く→もうその頃にはとっくに売り切れている→「緑のスカプラリオの次の入荷日は未定です」→延々この繰り返し・・・。
僕も以前からずっと所望していた。

かの有名なオカルト雑誌「ムー」の読者広場の欄にても、何方かがこの緑のスカプラリオの入手方法を訊いておられた。

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素材から言えば、何の変哲も無いただのフェルトと紐と布っ切れなのだが、世界中でこの緑のスカプラリオを所望する人間は多い。


緑のスカプラリオが聖母マリア様よりもたらされた由来や起源は、ここでは他のサイトに譲り、省略する。


驚くべきはその効果だ(笑)

親友のO君は、大学時代から女性には余り縁は無かったが、この緑のスカプラリオを入手したほぼ直後から、信じられない位に年若くて美麗な女性からアプローチを受けたり食事やデートの約束を取り付けたりとO君の人生史上画期的な幸運現象に次々に見舞われているのだ(笑)

これには、本人のO君が最も驚嘆していた(笑)


元々キリスト教嫌いで、キリスト教には批判的だったO君が、結果的にはキリスト教信徒でさえ入手困難な激レアグッズであるこの緑のスカプラリオを入手し、キリスト教理に深く分け入りそれを入手する事を望んで止まなかったこの僕が手に入れられなかった事は、実に皮肉と言うか矛盾していると言うか、不思議である。


僕はこの歳になってとみに思うのだが、人生や世の中とはあらゆる皮肉や矛盾に満ち満ちていると思える。


まるで、女性雑誌等に度々掲載されている怪しげな幸運商品と同等の効果が、彼はたった僅か数千円の寄付金とネットオンライン注文で手に入れた(笑)


「これからその美人の26歳とデートなんよぉ!」
電話口でのO君の声はいつになく弾んでいた(笑)


って言う事で、O君はその緑のスカプラリオを入手出来るサイトを早速僕に知らせてくれて、僕は早速申し込みの手続きをしたのであった(笑)
愛する妻に付き添われ、既に幸福の最中にある僕にとって今の所人生に大きな不満は無く、これ以上望むものもそう無いのだが、やはり緑のスカプラリオは是非とも1つは手元に置いておきたい激レアグッズなのであった。


聖母マリア様直接御指示で御指定のお祈りの文句は、日本語では以下である。
「聖母マリアの汚れなき御心よ、今も臨終のときも、われらのために祈りたまえ、アーメン」

不思議のメダイのお祈りの文句とは若干異なるが、霊的に観れば同内容であろう。


女性誌やオカルト雑誌にわんさと広告されている怪しげな幸運商品だろうと、世界人類史上最大の人気と崇敬を誇る神様が直接製造と頒布を御指示為さった世界最大の宗教団体の公認するお守りだろうと、僕は何に縋ったって(すがったって)良いと思うのだ。
人生に全く悲観して自殺してしまう事の方が、神様の前では遥かに深く大きい罪悪だろう。


それとも、キリスト教嫌いのO君の下に、日本では入手が全く困難でしばしば不可能な緑のスカプラリオが、こうもすんなりと手元に届けられた事は、何かの縁なのであろうか・・・??


O君が羨ましくも感じるが、俺もまた何かしらの幸運にあやかりたいと、やはり人間である以上欲してしまうのだ。