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NHK-BS premiumにて、ここんとこ毎週日曜日の22:00~から放送されている各話完結ドラマの「鴨川食堂」。


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若き女優さんの忽那汐里さんが毎回主演してるぞえ。


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第1話は、「母の肉じゃが」。


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いきなりのっけから、大成功を収めた若くハンサムな青年実業家が、かつて継母が自分に作った肉じゃがの味の再現を依頼する。

其処には、相談者の継母に対する複雑な感情が裏で絡み合って居て・・・。


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毎回、相談者の忘れられない過去の味の再現を、食堂兼探偵事務所の「鴨川食堂」を営む父:鴨川流(かもがわ ながれ)と娘:鴨川こいし(それぞれ萩原健一、忽那汐里)に依頼する。


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って筋書き。


そこから、相談者の人生の悲喜交々なる紆余曲折や波乱が、涙と共に浮かび上がって来るドラマだ。


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今や超大御所の大女優様で在らせられる岩下志麻様も、重要な役所の脇役として、出演してはります(京都弁を真似)。


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現在40歳男性の僕としては、前回の第2話:「別れた夫の豚カツ」がとても印象的だった。


今年42歳になられる女優の井上晴美さんが、久し振りにテレビに出演されておられ、抜群のプロポーションは相変わらず御健在で、かつ歳をある程度経られてしっとりとした大人の色気と気品を漂わせて居られた。


ただ、ドラマのあらすじはほろ苦く、そして哀しく・・・。

お互いの為を思ってこそ涙を呑んで離婚して別れて、しかしお互いに遠くに離れながらもお互いがお互いを一途に想い合い続けて・・・、そして22年前に別れた元夫がかつて営んでいた豚カツ屋さんの味の再現を、鴨川食堂に依頼する。


そして、最後の場面・・・。
あぁ・・・。


僕は井上晴美さんのしっとりとしていつつも、何処かもの哀しさを漂わせている雰囲気につい感情移入してしまいつつ、主人公の廣瀬須也子(井上晴美)と共に、思わず涙ぐんでしまった。


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そして、今回の第3話。


何と驚いた事に、僕の郷里で居住地の、ここ静岡県浜松市出身の遠州大学(架空の大学)3年生の女子大生である美月明日香が、どうしても再現して祖父にまた食べさせたい、かつて自身が5歳の時に祖父と旅行に行った先で食べた「祖父と食べたナポリタン」の味の再現を依頼しに、遠く静岡県浜松市から京都府京都市の東本願寺近くの鴨川食堂を、単身訪ねて来た。

っと言う設定。


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しかもドラマの設定だが、今回の第3話の相談者は、その5歳の時に祖父と静岡県浜松市から、三重県の鳥羽市までカーフェリーで旅行した時の追憶と想い出の記憶の断片を、重要なヒントとして携えて相談して来た。




実はこの僕も、今回の第3話の設定と全く同じく、丁度5歳の時に家族旅行でここ静岡県浜松市から、三重県の鳥羽市までカーフェリーで旅行したのだ。


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(写真はイメージです)


その時の記憶や宿泊先のホテルの質感、そして確か・・・、家族で砂浜に出て・・・、家族皆で遊んだんじゃなかったっけ・・・???


ドラマ中の相談者の美月明日香ちゃんと同様、僕ももうその時の記憶はかなり古びて薄らいでしまっている。


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ドラマ中の主人公:美月明日香を演じるのはこちら、女優の鉢嶺杏奈さん。


未だ若い娘の探偵である鴨川こいしの調査努力の甲斐有って、美月明日香ちゃんが祖父と三重県鳥羽市への旅行の途上で、愛知県名古屋市で立ち寄った洋食屋さんのお店が、当該の依頼者の思い出のお店であると遂に突き止められた。

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(写真はイメージです)

そのお店で祖父と食べたナポリタンがとても美味しかったと、笑顔で思い出す依頼者。

鴨川食堂の父娘の更なる努力で、その依頼者の思い出のナポリタンの味は再現された。


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途中哀しい場面も有ったが、本当に心優しき可愛い孫娘は、最後に祖父と両親と・・・(涙)。


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そう言えばこの僕も、愛知県豊橋市に出張中に、当時部下のこの僕を殊の外可愛がって大事にして下さり、尊重して下さった上司のS氏にしばしば連れられて、洋食屋さんで正にドラマ中のナポリタンと同じ、熱い鉄板の上に薄く卵焼きが敷かれて、上にアツアツのナポリタンが載せられてる美味しい昼食を、もう数え切れない回数を奢って頂けた。


そこから僕も過去の良き思い出や追憶を想起し、これまでの僕の40年間の人生で、この僕に最大最高にお目を掛けて下さり、そして本当にとても大事にして下さり可愛がって下さったS氏との良き素晴らしい思い出に、無意識に何時の間にか浸っていた。



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(写真はイメージです)

ドラマで最後に、祖父は再現された美味しいナポリタンを食して、可愛い孫娘と共に、幸せな一時の自らの口癖を口にした。


「極楽、極楽(^^)」


愛する孫娘の、献身的で誠に素晴らしい心遣いに感激して感動し、養護老人ホームで認知症に覆われがちになり、心を閉ざしてしまって居た祖父は、遂にかつての温かい心を取り戻し、大好きなジェリー藤尾(実在の歌手)の歌曲:「遠くへ行きたい」を孫娘等家族と仲良く唱和し、温かい涙で第3話は締め括られた。


ドラマの設定や背景が偶然にも僕と全く重なる事も有り、つい僕も感情移入してしまい、最後は観ている僕も涙ぐんだ。



ドラマの進行に連れて、それまでは秘されて隠されていた鴨川親子の複雑な身の上話も、徐々に明らかになって来ている。


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そして調子に乗った僕は、早速今回の第3話にて主演していた女優の鉢嶺杏奈さんのTwitterに、ドラマを観た感想と激励のメッセージを送信した。


そしたら・・・。


な、な、ぬわぁんとッ!!信じられない事にだ。


女優:鉢嶺杏奈さん御本人から御返信がちゃんと着信したのだ!!!
しかも複数。


超驚きビックリびっくらこいたの嬉ちいね(^^)


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そして次回は、俳優:大地康雄さんが演じる相談者が、鴨川食堂を訪ねて来る。

お題は、「妻の鍋焼きうどん」。




鴨川こいし:「はて、今日の迷い人は、何方さんですやろなあ。」