【Disc20&21】
メンデルスゾーン: 『エリヤ』Op.70
~フリードリヒ・ベリンガー(指揮)、ヴィンツバッハ少年合唱団、ベルリン・ドイツ交響楽団
裕福なユダヤ人銀行家の息子として生まれ育った、作曲家のメンデルスゾーン。
彼の一番有名な楽曲は、何と言っても誰でも知って居る、あの「結婚行進曲」だろう。
だがこの宗教声楽曲であるオラトリオの「エリア」は、僕は初めて聴いたが、思ったよりも素晴らしく良い楽曲だった!
特にこの盤は、演奏団体がドイツらしく、ドイツ的で厳しく乾いた演奏だった。
日本でもこの楽曲が、度々演奏されるのも、また良い事だと自然に思える。
boxセットのCD30枚にも及ぶ鑑賞の旅も、これでやっと残り1/3に入った。
先はまだまだ長いし、だからこそ音楽を鑑賞する楽しみは、一生をかけても極め尽くせぬ広大で膨大な量を無尽蔵に楽しめる、素晴らしい趣味領域なのだ。