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 【CD40】ボッケリーニ:

1) スターバト・マーテルOp.61(G.532:ソプラノと弦楽五重奏のための、1781年初版),
2) 弦楽五重奏曲ヘ短調Op.42-1(G.348),
3) 弦楽五重奏曲ハ長調Op.42-2(G.349)

ロベルタ・インヴェルニッツィ(ソプラノ:1), ラルキブデッリ, [録音]2002年




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全部で60枚にも及ぶCD群の内、やっとこさ3分の2の40枚目に到達した。

ボッケリーニと言う作曲家の作品は、僕は初めて鑑賞すると思うが、どの作曲家の「スターバト・マーテル:悲しみの聖母」も、本当に清澄な美しさと悲哀を湛えていて、実に見事だ。

聴いていて心に染み入る。

本作品も本当に素晴らしく、ソプラノ歌手の歌唱が素晴らしい。


どうやら西洋のキリスト教文化・芸術にとって、「悲しみの聖母」は永遠不変の主題・テーマらしい。



日本の自殺者は、絶対に取り返しの付かない自殺なんてしてしまう前に、どの作曲家の作品でも良いから一度でも「スターバト・マーテル」を聴けば、ひょっとして自殺を思い留まるのかも知れない。



続く弦楽五重奏曲は、品の良い格式高い流麗な音楽となっている。
僕には、典型的な歯科医院の受付・待合室の音楽の印象だ。



今回のアルバムも、新譜で買えば2520円(税込)もするが、薄っぺらい紙ケースとは言え、やはりこれも70円以下で買えたのである。