宇宙人ぶすおの真実の記録

穏和な日常生活の風景。 幸福。 幸せ。 心の安定。 精神の充足。 心の平安。 愛情。 愛と調和。

2021年01月

【CD38-39】《シュッツ:シンフォニア・サクレ 第2集、その他》、を聴いた。4

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【CD38-39】シュッツ:

1) シンフォニア・サクレ 第2集 Op.10 全曲 SWV.341~367,
2) 父アブラハムよ、私を憐れんでください SWV.477

ローランド・ウィルソン(指揮)、ラ・シャペル・デュカーレ、ムジカ・フィアタ・ケルン[録音]1995年




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本blogで僕から何度も言う様だが、こうした宗教声楽曲と言うのはやはりクラシック音楽の中にあっても、究極の分野・ジャンルであり、従って宗教声楽曲の良さや素晴らしさを理解出来る様になるには、やはり人生のあらゆる艱難辛苦や歓喜、悦楽、愉悦等を経験し、豊富な人生経験を経る必要が有るのだと、僕は45歳になって増々しみじみと実感する。




今の僕は人生の折り返し地点を過ぎた所で、20年以上も前から手元に所有する、あらゆる種類の宗教声楽曲のCD群を、耳で何度も聴いてはいたが、それ等を本当に深く理解は全く出来ていない事に、今更ながらに気が付かされる思いがしている。




Schutz
Claudio_Monteverdi
Bach














人類の歴史上、偉大な作曲家達はほぼ例外無く、宗教声楽曲の作編曲を、自身の作曲家としてのキャリアの最上の位置に置いた。

そんな彼等が遺した誠に素晴らしい全人類の共有文化遺産を、自宅でこうして寛ぎながら、しかも安価に鑑賞出来るとは、誠に神様の豊かな恵みと言う他無い。




そして本アルバムを丁度鑑賞中に、本日無事に退院して来たお義母さんが、半分眠り込みながら本アルバムの清澄な調べを耳にしている。















【CD37】《シュッツ:クリスマス物語》、を聴いた。4


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【CD37】シュッツ:

1) クリスマス物語 SWV.435,
2) イエス・キリストの復活の物語 SWV.50

フリーダー・ベルニウス(指揮),シュトゥットガルト室内合唱団, シュトゥットガルト・バロック管弦楽団[録音]1990年





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僕は今回、ドイツ音楽の父:ハインリヒ・シュッツの作品を初めて鑑賞した。

先ず耳に付いたのは、テノール歌手のクリストフ・プレガルディエンの美声。


清らかで温かい温盛を感じる本アルバムは、正にクリスマスの時期にこそ相応しい。
っと言う事で僕は実は、本アルバムは既に去年のクリスマスの時期に聴いた。

「クリスマス物語」ってんだから、正に同じ主題・題材の音楽の母ヘンデル:オラトリオ・メサイア、だとか音楽の父バッハ:クリスマスオラトリオと比較すれば、楽曲の完成度は全く及ばない。

特にクリスマスオラトリオ(つまり物語)を、音楽の父バッハとドイツ音楽の父シュッツ(本アルバム収録)とで聴いて 比較すれば一聴瞭然。

やはり音楽の父には、その楽曲完成度や密度、緻密さは、全く以って遠く足元にも及ばない。



だがシュッツのクリスマス物語は、それはそれでとても良い作品だ。


今回のアルバムも、新譜で買えば2800円(消費税込み)か。
それが何で70円以下で買えるのか、不思議ですらある。








【CD36】《メンデルスゾーン、ガーデ:弦楽八重奏曲》、を聴いた。4

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 【CD36】

1) メンデルスゾーン:弦楽八重奏曲 変ホ長調Op.20,
2) ガーデ:弦楽八重奏曲 ヘ長調Op.17

ラルキブデッリ&スミソニアン・チェンバー・プレイヤーズ[録音]1992年




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僕はこの本アルバムの新譜CDの帯で初めて知ったが、あのヴァイオリンの銘器:ストラティヴァリウスを使用しているのか。


それも有ろうか、名チェロ奏者のアナ―・ビルスマさん率いるラルキブデッリの演奏の何と透明感に溢れた線の明瞭な響きか。


こうした曲が、凡そ一般に知られている「クラシック音楽」の典型的なイメージだろうと思われた。


本アルバムも新譜で買えば2800円(消費税込み)もしやがる。


聴けば聴くほど、途轍も無くお得でお買い得なvivalte box vol.2。


いやぁ~、僕が今までお金を出して購入したCDで、断トツ最もお買い得なCDである事は、全く疑い無い。


それにしても今日のお外は、風がとても強い。

そしてドナルド・J・トランプ大統領は本当にこのまま、座して大統領の座をジョー・バイデンさんに譲ってしまうのか。







【CD35】《メンデルスゾーン:弦楽五重奏曲》、を聴いた。4


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 【CD35】《メンデルスゾーン:弦楽五重奏曲》 メンデルスゾーン:

1) 弦楽五重奏曲第1番イ長調Op.18,
2) 弦楽五重奏曲第2番変ロ長調Op.87

ラルキブデッリ[録音]1999年




僕は今回、メンデルスゾーンの弦楽五重奏曲なんて、初めて聴いた。

僕が知る彼の作品は、あの皆様既に御馴染みの「結婚行進曲」と、オラトリオ:エリア。




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裕福なユダヤ人銀行家の御曹司として生まれ育った、フレデリック・メンデルスゾーン・バルトルディ。


早死にしているのに、悲劇的イメージは皆無で、バッハ先生やベートーヴェン先生やドヴォルザーク先生の様に作曲原稿料を強く声高に請求・要求したり一方的に値下げさせられて憤慨したりすると言った行為は、全く無かったらしい。



そんな本当に本物の御坊ちゃま作曲家の作品は、やはりとても品が良い。

オラトリオ:エリアも傑出した素晴らしい作品だが、こうした小編成の作品にも、彼の品の良さは自然と嫌味無く表出されていると言う事なのか。



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そしてこの僕が神作品と崇め奉る、音楽の父:ヨハン・セバスチャン・バッハのマタイ受難曲の復活・蘇演に多大に貢献した、メンデルスゾーン様。


それにしてもチェロにアナー・ビルスマさんを迎えるこのラルキブデッリと言う演奏家団体の演奏の、何と素晴らしく明瞭で透き通った演奏ぶりか。



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今回のこのアルバムも、新譜で発売時は2400円+消費税もしやがんの。

それを70円以下で聴けちゃってて、それでも作曲者御本人様のメンデルスゾーン様は、怒ったり憤慨したりは、やはり為さらないのかな。










【CD33-34】《ウィーン時代のモーツァルトのピアノ作品集》、を聴き通した。4

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【CD33-34】《ウィーン時代のモーツァルトのピアノ作品集》 モーツァルト:

1) ピアノ・ソナタ第14番ハ短調K.457,
2) 幻想曲ハ短調K.475,
3) メヌエット ニ長調K.355(K.576B),
4) ロンド ニ長調K.485,
5) ピアノ・ソナタ第18番ヘ長調K.533/494,
5) 幻想曲ニ短調K.397 ,
6) ロンド イ短調K.511,
7) ピアノ・ソナタ第15番ハ長調K.545,
8) アダージョ ロ短調K.540 ,
9) ピアノ・ソナタ第16番変ロ長調K.570 ,
10) ピアノ・ソナタ第17番ニ長調K.576 ,
11) 幻想曲ハ短調K.396

ジョス・ファン・インマゼール(フォルテピアノ)[録音]1996年




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僕は今回、モーツァルトのピアノソナタを初めて古楽器演奏で聴いた。

僕はモーツァルト音楽、取り分けピアノソナタやピアノ協奏曲を非常に好んで聴くのだが、それらは専ら上記写真の、内田光子さんやマリア・ジョアン・ピリスさん等の現代楽器のピアノに拠る演奏だった。


なので今回初めて古楽器演奏のものを聴いたが、最初は音が痩せて貧相に聴こえていたのは、それは取りも直さず僕自身の聴覚や音楽文化素養が貧相な事に起因しているのかも知れない。


今回のアルバムはジョス・ファン・インマゼールさんの演奏に拠るが、僕はこれまで聴いた事が無かったピアノ曲が多数収録されていた様で、その意味でもやはりお得感は十分に満足の行くものであった。




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作曲者本人であるモーツァルトの時代は、クラヴィーア(後のピアノ)はこの様な響きであったかと思いを馳せると、何だか感慨深い。

モーツァルトやベートーベン、またハイドン先生らは、この様な音を聴きながら(但し聴覚を失った楽聖Beethovenは骨伝導)クラヴィーアで諸作品を作編曲していたのか。


2枚組にも及ぶ本アルバムの鑑賞を終えて、一先ずモーツァルトの収録作品は終了した。


これで一先ず一段落。


お次はシューベルトか。

それにしてもクラシック音楽の傑作作品は、探して行けばきりが無い程に無限量とも言えるのではないか。


クラシック音楽中級者を自負していた僕は、再び傑作作品群の森の中に迷い込んでしまった。






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