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「濃いコーヒーは実は胃によい」という研究結果

2010年03月26日14時00分 / 提供:ライフハッカー[日本版]

ライフハッカー[日本版]

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Photo by eclectic echoes.

 


一日一杯のコーヒーは、気分をシャキっとさせるのに効果的であるのみならず、肥満や認知症、結腸癌などのリスク軽減にも役立つそう。しかし、胃にはコーヒーがよくないのでは...?というイメージがありますね。こちらでは、最近の研究結果からこのテーマを考察したいと思います。

アメリカ化学会(ACS)の春季会議において、「コーヒー豆には、胃酸の分泌を下げる作用がある」という研究結果が発表されました。一般的に、コーヒーは胃によくないといわれていますが、これを発表したウィーン大学のVeronika Somoza氏によると、「コーヒーが胃酸を増やすという研究結果や人体データは、これまでに確認されていない」とのこと。

 

ウィーン大学のこの研究チームでは、胃や胃酸に対するコーヒーの影響について実験を行っています。現時点での結果によると、深煎りコーヒーは、通常の胃のバランスを壊しづらいことがわかったそうです。

市販されているコーヒーから、カフェインや、煎る過程で生成されるNメチルピリジニウムといった成分を抽出したところ、Nメチルピリジニウムを含む胃壁では、胃酸が増えなかったとのこと。さらに、深煎りコーヒーと浅煎りのものを比較してみたところ、深煎りのほうが、1リッターあたりのNメチルピリジニウムが多かったそうです。

これらの結果を踏まえると、Nメチルピリジニウム量を多く含む濃い目のコーヒーは、胃酸の分泌を軽減するということのよう。その分、胃に負担がかかりにくいわけです。ただし、Nメチルピリジニウムが胃酸システムにどのように作用しているか?という点はまだわかっていないとか。今後の研究結果が待たれます。

一見、「加工していない食品のほうが健康によさそう」と思いがちですが、コーヒーに限っては、煎るプロセスを経ることで、より体によいものになるということのようですね。このほか、コーヒーのトリビアとしては、ライフハッカーアーカイブ記事「今日も美味い...けど知ってた? コーヒーに含まれる9つの物質」もご参考までどうぞ。


Why Dark Coffee Is Easier on Your Stomach [Wired]

Jason Fitzpatrick(原文/訳:松岡由希子)

 

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私も大のコーヒー好きである。
珈琲を飲まない日はほぼ全く無い。
ただし、やはり夕方以降は飲むのは控える様にはしている。

コーヒーのカフェインには覚醒作用も有り利尿作用も有り、β2受容体刺激作用により気管が拡張する。だからホっとする感じがするのだ。

ところで、皆さんはコーヒーを飲んだ直後の尿って、何だか独特の臭気がしないだろうか・・・?
少なくとも私と友人の場合はそうだ。
だが別に鼻がひん曲がる様な酷い匂いではない。
何か・・・、独特の植物的臭気と申しますか・・・。

私は大のJ.S.BACH(音楽の父)ファンだが、彼もまた大のコーヒー好きであった。
彼の遺したカンタータ作品は殆んどが教会演奏用の宗教作品なのだが、生涯でたった2曲、世俗カンタータを遺している。
その内の一つが言わずと知れた「コーヒーカンタータ」。
バッハ先生のいつもの典型的にドイツ的で峻厳強固で厳格壮麗な楽曲構造はしばし鳴りを潜め、とても朗らかで楽しく愉悦感に溢れた名曲となっている。歌詞もとても愉快で面白い。
日頃クラシック音楽は余り聴かない人でも、コーヒーを飲みながら同曲を聴けば、そのコーヒーは更に美味しく、また大作曲家バッハ御仁は「G線上のアリア」だとか「小フーガト単調」だけの作曲家ではない事を思い知らされるであろう。