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震災ボランティアを終えて、やっと自宅に到着した。

親友の予言通り、やはり自宅に到着すると、自分でも思っても見なかったほどに疲労がどっと噴き出して、そのまま昏睡状態に陥ってしまった。

色々な事が、現地であった。


KINTAさんも仰る通り、現地に行かなければ分からない事、テレビで報道に接するだけでは分からないナマのliveな事は沢山有った。


東北の方達はどの方も温かく、そして力強かった。


ある日、特別にいつも宿泊させて頂いていた避難所にて、そこの避難所の責任者の局長さんが、朝食の最中にわざわざ「コウナゴなんて如何ですかぁ?」と、ニュースの報道で話題のコウナゴを振舞って下さった。

僕は生まれて初めてコウナゴ(上記写真)を食べた。
コウナゴはそこの被災地の名産品なのだそうだ。

目の前に居た福島県庁からのボランティア職員さんは、「コウナゴってね、こうして御飯に山盛りにして掛けて食べるんですよ。」

僕の印象では、コウナゴって、大きな煮干って感じだった。
でもとても美味しかった。
御飯が進む感じがした。

「どうです?ほら、もっと沢山召し上がって下さい。」



こうした現地の人々との温かい 交流が、俺の人生の貴重な財産となって、日頃普段は友達の少ない孤独な英雄は、現地の人々の拍手と歓呼の内に見送られて、独り静かに故郷に帰還した。



帰りは温泉旅館に宿泊したが、俺の心の中は避難所の被災者の方達を想っていた。


温泉旅館よりも、やはり自宅が一番落ち着く場所である事を 再認識させられた。


職場のボスからは、僕の安否を心配する電話が度重なった。
ボスは随分と僕の事を心配して下さっていた。
この様な貴重な人生経験の機会をお与え下さった職場のボスには心より感謝申し上げたい。


今回のブログ記事を御覧になって下さり、応援のメッセージをコメントして下さった皆様、本当にどうも有り難う御座いました。
皆様の応援と祈りに支えられて、何とか無事に終える事が出来ました。


被災者の方々に元気と勇気を与える筈が、逆に僕が被災現地の方々から励まされて勇気付けられてしまった。




今回の震災による全ての被災地の復興と回復を、心より祈る。