(この動画は、別の年のものです。今日の雰囲気を知って頂きたく、参考までにアップしました)




地元の静岡県浜松市は、中田島砂丘にて、ウミガメの放流会のイベントが有り、そこのお手伝いのお仕事が有るとのS社長からの直接の案内で、妻と2人でお引き受けした。


今日の日中の話だ。


男性の僕は受付会場周辺の横断歩道の交通整理を主に依頼され、妻は受付の仕事を任された。


すると何と、当該NPO法人の事務局長様が、我々スタッフにも、お店のイタリアンジェラートを振る舞って下さった。


そのマンゴージェラートの甘い事、美味しい事。
特に夫の僕は、朝御飯を食べずに出勤して来るので(いつも毎日)、余計に美味しいったらありゃあしない。

何て太っ腹な良い事務局長様だ!



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そして我々日雇いスタッフはこの後、上層部の更なる信じ難い、ドド超ど太っ腹な処遇に与る事になる。



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な、な、何と、我々スタッフも、アカウミガメの放流を実際にやらせてくれると言うのだ・・・!



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そして実際に手に持ったウミガメの赤ちゃんの、小さい事可愛い事。



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小学生の子供の掌の中に、スッポリ入る大きさだ。



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動物が苦手で、小さいミドリガメさえ手に持てない僕の妻が、会場警備に当たり「この線から海側には出ないで下さいねぇ~!」と声を張り上げるその場に、興奮しながらアカウミガメの赤ちゃんを手に持ち、「ほら、触って御覧よ!こんなに可愛いぃ~!必死に手をペコペコ動かしてる!」。



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僕もウミガメの赤ちゃんを、実際に遠州灘の大海原に放流するなんて、静岡県浜松市出身ながら、人生初めてだ!


直に手に持った時の、アカウミガメの赤ちゃんの可愛い事可愛い事。




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妻やスタッフの方達も、参加者の皆様と御一緒に、アカウミガメの赤ちゃんを一斉に放して海に向かわせた。



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すると不思議な事に、殆どのアカウミガメの赤ちゃんが、一斉に大海原に向かって、可愛く手足をピョコピョコさせて必死に歩くのだ。


後で上層部に訊いたら、ウミガメは海の方角を自然と認知出来るらしい。



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一斉に皆で海に向かう、アカウミガメの赤ちゃん達の群れの、壮観な事。



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大歓声が上がる。



後で聴いたが、僕の妻は、配布され手に持ったアカウミガメの赤ちゃんを優しく撫でて、またこの海に還っておいでと語り掛けて、優しくそっとアカウミガメの赤ちゃんを手放したと。




するとそこへ、一旦は海には向かったものの、また我々の陸の方に向かって戻って来てしまったウミガメの赤ちゃんも居た。

するとそのウミガメの赤ちゃんの周囲に小学生か幼稚園児程の子供達が駆け寄り集まり、皆で一斉に一緒に、「♪ガンバぁれ♪ガンバぁれ♪ガンバぁれ♪」。


特に子供達が大喜びで大歓声を上げていた。



お小遣い稼ぎの日雇いのお仕事のつもりが、全く予想だにしない、一生の良き思い出作りとなった。



上層部の話では、アカウミガメの赤ちゃんは、3000匹を放流した後、20年後にこの遠州灘の海に還って来るのは、その内のたった1匹だけだと言う。

寂しい限りだ。



今日中田島砂丘で放流したアカウミガメの赤ちゃん達が、20年後、還暦を迎える僕の元に、雄々しいアカウミガメへと成長を遂げて、是非帰還してもらいたい。


そう心から思った。


帰りには、事務局長様の御取り計らいか、我々スタッフにまで、何と参加者と同じお土産まで下さった。



今日は何てラッキーな幸運の日だ!!!


最近は不運で疲れる事が続いていたせいか、こう言う幸運は実に嬉しいものだ。





今日放流したアカウミガメの赤ちゃん達、元気に太平洋を泳ぎ回って、亀としての人生を謳歌して、全うしてね。