アメリカ合衆国第45代大統領:ドナルド・トランプ閣下は、本当に有言実行の方だ。
今世界は、このお2人様、ドナルド・トランプ大統領閣下と金正恩委員長閣下の余りの電光石火の動きに、全く付いて行けずに居る。
遂昨日、日本国は大阪府にて開催されて居たG20サミットの閉会の余韻と反省に浸る間も無く、トランプ大統領は事も無げに平然と、世界史にその足跡を遺す事を、いとも簡単にやってのけた。
僕はトランプ大統領閣下が朝鮮半島の軍事境界線を徒歩で跨ぐ様子を、テレビの速報で観て居たが、我が眼を疑い、創作映像か何かだと思って居た。
だが我々は、また新しい歴史の場面に、いきなり突然に遭遇したのだ。
これで日本の拉致問題も、解決に向けてまた1歩進んだ事は確かだ。
そしてこれにて、日本国内閣総理大臣の安倍晋三さんは、是が非でも、出来れば年内にも金正恩委員長と日朝首脳会談に臨む必要が出て来たと言えよう。
G20にても安倍総理と文大統領は、会談を見送り擦れ違った。
今更になって徴用工問題を蒸し返し、日本企業にカネをせびる国と政府は最早頼りにならず、安倍総理としては正規ルートの日本国外務省を通じる事に拘る事無く、内閣情報調査室長の北村滋さんを通じて北朝鮮政府とコンタクトを取り、アポイントメントを取り付けるべきだ。
出来ればG20の閉会を見届けて、トランプ大統領に頼み込んでその足でエアフォース・ワンに乗り込み彼に同行し、半ば強引にでも米日朝の3者会談に縺れ込ませる位の差し出がましさも、たまには日本の総理が発揮しても良いだろうと僕は思うし、トランプ大統領ならその位の我がままには付き合ってくれる位の度量の大きさはとっくに持ち合わせて居るだろう。
今回の事実上の3回目の米朝首脳会談は、トランプ大統領のTwitterにてのツイートが発端となり、何と金委員長もそれを読み驚いた。
これまでの外交常識はとうに全く通用せず、インターネット上のSNSで本人同士が直接に意思疎通する時代にとっくなり、世界政治の展開のスピードも前世紀とは比較にならぬ程に飛躍して居る。
中東情勢はまた次第に緊迫の度を増して居るが、東アジアの情勢も今急展開を見せて居る。
安倍晋三総理大臣も河野太郎外務大臣も、また外務省:アジア大洋州局さんも、今までもこれまでも、そして今も大変に素晴らしく良く努力して頑張ってらっしゃる事は絶対に間違い無い事実だが、ここらで一度改めて、これまでのやり方や考え方、方策、常識を一度捨てて、再びゼロから考え直した方が良いのかも知れない。それは勿論、全く簡単な事ではないのだが。
日本国・霞が関は戦勝国である連合軍でさえも解体出来なかった日本最強の組織で、日本の中央官僚は間違い無く日本で最も優秀な人材が集中して居る。
だが官僚の方々が得意なのは期待された答えを言ったりやったりする事であり、正解の無い問いに対して解答したり解決策を明示する事は、至極不得意なのだ。
日本国憲政史上最強の発明である内閣人事局を手元に置き、霞が関の中央官僚の方達に対して絶対不動の権限を把持する事に明確に成功した安倍政権は、史上類まれな優秀な政権・政府であり、そんな世界一優秀で勤勉な中央官僚を巧く使いこなし、政治家としての実行力を存分に発揮する事は、これまでの安倍政権を見るにさほど難しい事ではない様に、僕の眼には見える。
G20を見事に成功裏に終わらせた安倍晋三内閣総理大臣は、その勢いと流れをそのまま維持し保ち、あらゆる政治・外交上の機会やチャンスを決して見逃してはならない。
コメント
コメント一覧 (2)
トランプ氏としては、選挙対策の一つであると思います。
今回の会談の内容につきましては、やや米国側のゆるさは感じますが、新たな進展の可能性があるようにも思います。
ひょっとしたら、年内に金正恩委員長のアメリカ訪問し米朝会談や国連での核放棄声明なんて事にもなるやもしれません。
今回の会談で文大統領は、仲介役としてでしゃばりたかったようですが、会談の際にはSPに制止され締め出されていた映像が報道で映された。
これを見た韓国国民の多くは、ふがいなさを感じていた。
そこで文大統領は、「米朝会談水面下交渉」とか「(米朝板門店対面は)事実上の敵対関係終息」等発言しているが、アメリカ側からことごとく否定されている。
国務省のスティーブン・ビーガン氏は、「ムン(韓国の文在寅大統領のこと)が一体なぜあんなことを言い出したのか分からない」と、最近の文大統領のインタビュー内容に不満をあらわにしている。
また、先日安倍氏もインタビューで「今の北朝鮮に最も影響力がある人物は中国の習近平国家主席、米国のトランプ大統領だと思う」と話している。
まあ、これから米朝それぞれの出方は要注目ですね。
エリア467
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