今日は家族で初詣に行って来たが、またしてもタイミング的に丁度今がドンピシャ。
っと言うのも、クラシック音楽の本場の欧州:ヨーロッパでは、年始にこのハイドン作曲:オラトリオ 天地創造を聴くのが、習わしらしい。
【Disc12&13】
ハイドン: オラトリオ『天地創造』(全曲)
~トーマス・ヘンゲルブロック(指揮)、ジモーネ・ケルメス(Sp)、ドロテー・ミールズ(Sp)、ロッキー・チャン(Br)、スティーヴ・デイヴィスリム(T)、ヨハネス・マンノフ(Bs)、バルタザール・ノイマン・アンサンブル&合唱団
中々に爽やかなルックスのオーケストラ指揮者:トーマス・ヘンゲルブロックさん。
僕はこの楽曲の存在は以前から知っては居たが、実際に聴くのは今回が人生で初めてだった。
以前の記事でも触れた、彼のJohan Sebastian Bach:ロ短調ミサ曲は、決定盤とも言える程に最高に絶品だった。
インターネット上でも予てから、このヘンゲルブロック盤の天地創造の評判は、すこぶる良い。
「ヘンゲルブロック盤は厳しい演奏である」と、Twitterで僕に直接に語り掛けて下さった方がいらしたが、僕は元々バッハ等の演奏においても、カール・リヒターを筆頭とするドイツ的で峻厳強固な厳しい演奏を非常に好む。
だが実際にオラトリオ 天地創造を3度程繰り返し鑑賞してみて、正直余り楽曲そのものには、感銘は特には僕は受けなかった。
それでもヘンゲルブロックさんの指揮や演奏が優れている事は、この2枚組のCDを聴いて居るととても良く分かる。
だが声楽曲作品、いやあらゆる総ての全音楽作品の中で絶対に最高傑作であると僕が確信するバッハのロ短調ミサ曲やマタイ受難曲、またモーツァルトの歌劇:フィガロの結婚や歌劇:ドン・ジョバンニ、ワーグナーの舞台神聖祭典劇:パルジファル等の作品に比較すると、このハイドン作曲:オラトリオ 天地創造は、その音楽的完成度はかなり浅く薄い。と僕は思う。
ハイドンは、イギリスは首都ロンドンにて、かのヘンデル作曲:オラトリオ メサイアを鑑賞し、これに非常にとても触発されてウィーンに戻り、この天地創造を作曲し書き上げたと言う。
古典主義作曲家のハイドンの作品を代表するのが、このオラトリオ 天地創造であるとの評価にも僕は以前から触れては居たが・・・。
決して悪い作品ではないのだが、僕の心と魂を鷲掴みにする所までは、全く到達しなかった。
さぁ、次はやっとこさ、モーツァルトだ。
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