【CD28】《モーツァルト:序曲集》 モーツァルト:
1)「イドメネオ」K.366序曲,
2)「後宮からの逃走」K.384序曲,
3)「劇場支配人」K.486序曲,
4)「フィガロの結婚」K.492序曲,
5)「ドン・ジョヴァンニ」K.527序曲,
6)「コシ・ファン・トゥッテ」K.588序曲,
7)「皇帝ティートの慈悲」K.621序曲,
8)「魔笛」K.620序曲,
9)セレナード第13番ト長調K.525「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」
ブルーノ・ヴァイル(指揮)ターフェルムジーク・バロック・オーケストラ[録音]1991年
これは僕にとっては、特にお得感に満ち溢れた音楽アルバムとなった。
僕の手元にはモーツァルトの3大オペラの全曲CD(それぞれ3枚組)は勿論有るのだが、他の歌劇(オペラ)作品のせめて序曲だけでもCDで手元に置いておきたいところだったのだ。
それが正に、ドンピシャこちら。
しかもカップリング曲があの、アイネ・クライネ・ナハト・ムジークってんだから、何だかボウナストラックみたいでとても良い。
「モーツァルトの序曲集(つまりは歌劇、オペラの序曲集)」のCDだけでも、ざっとこれだけの種類が有るのだ。
本アルバムも新譜で買えば、2800円(税込み)。それがたったの70円以下だ。
それにしてもこのブルーノ・ヴァイルさんの指揮に拠る、カナダの古楽演奏団体であるターフェルムジーク・バロック管弦楽団の元気と生気に溢れて切れ味鋭い、颯爽とした若々しい演奏と来たらどうだ。
モーツァルトの歌劇の序曲はどの曲にも言えるのだが、インパクト抜群で推進力に富み、明朗さと快活さに溢れた正の走向性を前面に漲らせる素晴らしい楽曲群だ。
聴いているだけで、前向きな元気と勇気と明るさを、こちらの魂と精神に吹き込まれる。
だからこのアルバムを僕はこれからも折に触れて、何度も繰り返し聴き続けるのだろう。
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