【CD32】《モーツァルト:弦楽五重奏曲》 モーツァルト:
1) 弦楽五重奏曲第3番ハ長調K.515,
2) 弦楽五重奏曲第4番ト短調K.516
ラルキブデッリ[録音]1994年
今回のアルバムも、やはり僕個人にとってはまたしてもお買い得と言えるものであった。
と言うのも、僕は上記の現代楽器の演奏にてのモーツァルト:弦楽五重奏曲の演奏を、本アルバム収録の第3・4番のみを欠落させて所有していたからだ。
なので丁度良かった。
本アルバムは古楽器演奏なのだが、とても雅やかな音色を響かせる。
僕が思うに、神童モーツァルトは歌劇:オペラ作品等の大規模な大作作品にてもその天賦の才能は十全に開花しパワー全開フルスロットルにて人間の音楽的可能性の限界を、我々聴き手にこれでもかと示してくれるものだが、弦楽五重奏曲の様な小規模編成での作品にても、モーツァルトらしさが全編を覆った天衣無縫の音楽は、彼の天分の才を如実に感じられるものだ。
それは「音楽の冗談」然り、「アヴェ・ヴェルム・コルプス」然り、等々。
神の愛でし天才作曲家、モーツァルト。
彼の作品もまた、絶対に間違い無く少しの疑いも無く、永遠の存在価値を持つものだ。
コメント