【CD35】《メンデルスゾーン:弦楽五重奏曲》 メンデルスゾーン:
1) 弦楽五重奏曲第1番イ長調Op.18,
2) 弦楽五重奏曲第2番変ロ長調Op.87
ラルキブデッリ[録音]1999年
僕は今回、メンデルスゾーンの弦楽五重奏曲なんて、初めて聴いた。
僕が知る彼の作品は、あの皆様既に御馴染みの「結婚行進曲」と、オラトリオ:エリア。
裕福なユダヤ人銀行家の御曹司として生まれ育った、フレデリック・メンデルスゾーン・バルトルディ。
早死にしているのに、悲劇的イメージは皆無で、バッハ先生やベートーヴェン先生やドヴォルザーク先生の様に作曲原稿料を強く声高に請求・要求したり一方的に値下げさせられて憤慨したりすると言った行為は、全く無かったらしい。
そんな本当に本物の御坊ちゃま作曲家の作品は、やはりとても品が良い。
オラトリオ:エリアも傑出した素晴らしい作品だが、こうした小編成の作品にも、彼の品の良さは自然と嫌味無く表出されていると言う事なのか。
そしてこの僕が神作品と崇め奉る、音楽の父:ヨハン・セバスチャン・バッハのマタイ受難曲の復活・蘇演に多大に貢献した、メンデルスゾーン様。
それにしてもチェロにアナー・ビルスマさんを迎えるこのラルキブデッリと言う演奏家団体の演奏の、何と素晴らしく明瞭で透き通った演奏ぶりか。
今回のこのアルバムも、新譜で発売時は2400円+消費税もしやがんの。
それを70円以下で聴けちゃってて、それでも作曲者御本人様のメンデルスゾーン様は、怒ったり憤慨したりは、やはり為さらないのかな。
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