【CD59】《ヴィヴァルディ:協奏曲集》
1) チェロ協奏曲イ短調 RV 418,
2) 弦楽のための協奏曲ハ長調 RV.117,
3) 弦楽のための協奏曲ヘ短調RV.143,
4) ヴァイオリンとチェロのための協奏曲変ロ長調 RV.547,
5) 2つのヴァイオリンと2つのチェロのための協奏曲ト長調 RV.575,
6) 4つのヴァイオリンのための協奏曲ニ長調 RV.549,
7) チェロ協奏曲ト長調 RV 413,
8) 弦楽のための協奏曲ホ短調 RV.134,
9) 弦楽のための協奏曲イ長調RV.159
ジーン・ラモン(ヴァイオリン&リーダー), アンナー・ビルスマ(チェロ), ターフェルムジーク・バロック・オーケストラ[録音]1990年
僕の長大な音楽鑑賞の旅も、いよいよ終わりが近付いて来た。
今回のアルバムは、かのアントニオ・ヴィヴァルディさんの協奏曲集。
勿論、本音楽アルバムに収録された楽曲は、皆決して悪い楽曲ではないのだが、複雑精緻極まる音楽の父:ヨハン・セバスチャン・バッハの器楽曲に耳が完全に慣れ切ってしまった僕からすると、如何せん楽曲の完成度や密度は、彼は音楽の父には全く遠く足元にも及ばない事は一聴瞭然だ。
だがこうした楽曲を、普段自宅でコーヒーを飲みながら読書したり新聞読んだり、またインターネットをしたりする際にBGMとして流して置く事は、全く違和感の無い事だろう。
大バッハが余りに偉大過ぎて凄過ぎる存在なのであって、ヴィヴァルディさんが決して劣った無能な作曲家ではないのだ。
僕としてはまた、日常生活の何気無い、特に取り立てて何か特別な場面ではない時に、何気無くこのCDを手に取り、ステレオで再生しそうだと自分で思う。
イタリアの作曲家に因んで、今度は自宅でピザやスパゲッティでも食べながら聴いてみるか。
その日常生活の何気無い場面こそが、実は本当の幸福や幸せの場面そのものなのだが。
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