僕は12年前、福島県相馬市に震災ボランティアに単身赴いた。
その時は自分が被災者の方達を助けるどころか、逆に被災者の方達から元気と勇気を頂いてしまった事は、かえって情けなく恥ずかしくも感じたものだ。
現地の被災者の方達との温かい交流は、今でも僕の人生最大の心の財産の一つだ。
あれから実にもう12年間、干支一回りも経ったのだな。
12年前当時は凄惨を極めた被災地も、今は大分復興が進んでいるとの事で、僕は幾分安心出来ている。
だが亡くなった方達の命は、もう二度と現世に還る事はないのだ。
もう二度とあんな悲惨な大震災は、世界のどこでも全く発生して欲しくはないが、つい先日、トルコとシリアにて巨大地震が発生し、5万人以上もの人々が落命した。
そしてロシア連邦は相変わらず一向に戦争を止めようとしない。
本当に誠に悲しい事だが、こうした巨大な災厄や震災は、これからも地上世界から絶える事はないのだろう。
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