映画:「オブリビオン」を観ちゃったに。
そもそも英単語のOBLIVIONとは、「忘れる事、忘れられる事。忘却。」、と有った。
2013年公開の映画なのに、主演のトム・クルーズさんは50歳過ぎても相変わらず格好良くてお若くて、何故ああも溌溂としてらして、アクションも全くキレを失ってらっしゃらないのだろう。
NHK-BS premiumにて放映されていたので、しかもそれをハードディスクに録画して鑑賞したもんで、ちょっと得した気分(^^)
でもまぁ、ウチはNHK受信料をちゃんと払っているもんで、タダって訳ではないんだけどね。
この映画の凄さは、先ずその高度な映像美に有るだろう。
2077年の未来世界が舞台だが、途中遡って過去の世界に戻る場面が有るが、その過去は60年前の2017年と言う設定だった。正に我々の現実世界の今年だ。
映像美は本当に素晴らしく、また主演のトム・クルーズさんやモーガン・フリーマンさんの演技も渋く、またパートナー役の女優さん達も綺麗でスタイル抜群で、しかも冷徹さや不気味さも醸し出すと言う微妙な演技も巧くこなしてらして、面白い映画ではあったが・・・。
こう・・・、物語の筋書きとしては、映画「アイランド」や「スターウォーズ」、「スター・トレック」等と重なってダブって見えてしまい、大変申し訳無い言い方だが、何かこう、新鮮味には欠けるかなと。
大変に迫力有る映像も、昨今のCGの眼を見張る進化と進歩は、我々の眼を慣れさせてしまったのか、度肝を抜かれると言うまでには至らなかった。
本当に感動的な良い映画を造るなんて業は、我々一般視聴者が思って居るよりも、ずっと遥かに困難な事に違い無い。
でもこうした独特の映像美で語られる未来世界と言うものも、我々を魅了して止まない。
ネタバレで申し訳無いが、41歳の映画初心者の僕がここで要約してしまうと、悪質トンチキAIの豚糞婆の魔手に拠り、地球人類が滅亡寸前の窮地に追い遣られそうになった土壇場で、トンチキAIコンピューターのキチガイ婆の手に拠り創生されたクローン人間が、己の人間としての本来の使命に目覚めて、しかもそのクローン人間は平然と自己犠牲を払い、地球人類は最後に大逆転勝利し、最初はドゲスAI婆のひたすら言いなりだったクローン人間も、最後は人間としての幸せと幸福を享受するに至ると言うハッピーエンドのSF超大作。
劇中に登場する未来兵器も、中々に面白い。
俺もこんな地上1000mの高さにそびえる広く快適な未来住宅に、妻と住んでみたいものだ。
劇中ではこの住居が修羅場となり、トム・クルーズさんを交えた美女2人に拠る、実に羨ましかとな3角関係勃発にてパートナーの美女が、ついヒステリックに爆発的言動に出て・・・、それがその場で即座に見るも無残な惨劇に繋がり・・・。
そしてそれは、物語の謎の解明の進行を後押しする事になる。
やっぱ映画が盛り上がる為には、男女の揉め事ドロドロびちびちの、グチョグチョど汚い人間関係が、絶対に欠かせませんな。
頭の悪い僕ちゃんは、この映画を2度観て、その上でネット上の御親切な解説を読んで、初めて理解出来ました。