


職場のとある仲の良い女性職員さんが、「〇さん(俺)、これ奥様に差し上げて下さい。」
と、上記写真の贈り物を突然下さった。
突然の贈り物であったので、先ず理由が思い当たらずに面食らってしまった。
だが俺は余りの素晴らしい心遣いに感動し、その場で暫く固まってしまった。
見ると、キティちゃんのストラップでこうのとりの但馬限定バージョンであった。
ピカピカの新品。
ネットでわざわざ探して俺達夫婦の為にと購入して下さったそうだ。
仕事から帰宅後、早速妻に手渡した。
妻は本当に感慨深げに心の底から深い喜びを露にした。
「〇ーちゃん、その方に良くお礼を伝えておいてね。」
こうした人の心遣いが、ふっと心を洗って温めてくれる。
とても嬉しいものだ。
妻はしばらくずっと直接手に持って、この可愛らしい白色とピンクが基調のアクセサリーを微笑みながら本当に嬉しそうに眺めていた。
「ホラ、見てよ!可愛いでしょう。このピンク色の帯が素敵だよねぇ!その方に何かお礼をしっかりしなくちゃね!」
妻は夫の俺にも笑顔で嬉しそうに自慢して来た。
今、妻の携帯電話にはピンク色の可愛いキティちゃん(上記写真)が常に一緒に寄り添っている。
キティちゃんには全く全然興味は無い俺でも、何か思わず暫く見惚れてしまった。
そう言えば、交際開始以来俺は妻にまともにプレゼントを贈った記憶が無い。
妹に言わせれば、俺は最悪の夫と言う事になるらしいのだが、妻は俺と知り合って以来一貫してずっと「〇ーちゃん(夫の俺)が健康で無事に居てくれれば私はそれで良いのよ。特に贈り物は私には必要無いよ。そんな物は要らないよ。」
そんな妻は、普段の生活の中でふと俺が口にした「〇〇〇が欲しいな・・・。」の言葉を必ず絶対に聞き漏らさずに記憶しており、俺の誕生日に突然プレゼントしてくれたり、そんな事はしょっちゅうだ。
俺の妻に対して、今回の素晴らしいお心遣いを示して下さった方も夫の俺ではなく、職場の心有る思い遣りに溢れた温かい女性職員さんである。
俺って、最低の男なのだろうか?
ねぇキティちゃん、君はどう思うかね?