宇宙人ぶすおの真実の記録

穏和な日常生活の風景。 幸福。 幸せ。 心の安定。 精神の充足。 心の平安。 愛情。 愛と調和。

タグ:キリスト教のお葬式

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【Disc24】
ブラームス: 『ドイツ・レクィエム』Op.45
~ニコラウス・アーノンクール(指揮)、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、アルノルト・シェーンベルク合唱団、ゲーニア・キューマイアー(Sp)、トーマス・ハンプソン(Br)




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僕の長い合唱曲鑑賞の旅も、遂にやっとここまで来て辿り着いた。



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予てから、以前からずっと気になって居た楽曲「ブラームスのドイツ・レクイエム」の、しかもニコラウス・アーノンクール盤だ。



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このディスクは何と、2010年度・第48回:レコード・アカデミー賞の大賞、つまり金賞を受賞して居る。

このディスクに対するインターネット上の評判は、現在でも頗るとても高い。




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自分でも言うのもなんだが、僕はやはりドイツの厳しい峻厳強固な音楽を好む。




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そのドイツ的堅牢さを前面に出す楽曲を、耽美的に演奏したものが、特に僕は好きだ。


それが正に、このディスク。




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ブラームスが自身の母親の死を経てより内省的な作曲姿勢に傾倒し、長大な作曲構想の下に書き上げられたレクイエム(鎮魂ミサ曲)が、これだ。



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バッハ、ベートーベンと並び、「ドイツ3大B」と称される、偉大なる作曲家、ヨハネス・ブラームス。



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ぁあ、何と素晴らしい楽曲だろうか。そしてアーノンクール盤は、何と繊細で清らかで美しく、天国的な演奏だろうか。


これも僕自身の葬儀で流してもらう楽曲に、決定した。





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こうして僕の葬儀の音楽は、



① ヨハン・ヨーゼフ・フックス作曲:皇帝レクイエム(ローランド・ウィルソン盤)

② ヨハン・セバスチャン・バッハ作曲:ロ短調ミサ曲(トーマス・ヘンゲルブロック盤)

③ ヨハネス・ブラームス作曲:ドイツ・レクイエム(ニコラウス・アーノンクール盤)



以上の3曲の、3盤に決定しました。
ではこの僕が遂にとうとう死にくたばり、この世を去りましたら、その様にどうぞ宜しくお願い致します。









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【Disc15】
モーツァルト: 『レクィエム ニ短調』K.626(ランドン版)
~ブルーノ・ヴァイル(指揮)、ターフェルムジーク・バロック管弦楽団、マリーナ・ウレヴィッツ(Sp)、バルバラ・ヘルツル(Ms)、イェルク・ヘリング(T)、ハリー・ファン・デル・カンプ(Bs)、テルツ少年合唱団




CD30枚にも及ぶboxセットの鑑賞の旅も、やっとこさ半分に来た。


モーツァルトのレクイエム(鎮魂ミサ曲→要はキリスト教版のお葬式の音楽)は古来つとに知られた名曲だが、僕はカラヤン盤しか所有して居なかった。




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だが常々僕は思って居た事だが、このヘルベルト・フォン・カラヤンの指揮する宗教声楽曲は、魂や心が籠って居ると言うよりも、何か何処か作為的なわざとらしさを感じさせる、真に感動出来る演奏は余り無い様に思って居た。

もちろん彼は常に、所謂カラヤン美学・カラヤン芸術を全開にした、音の表面をピカピカに磨いた妖艶で美しい演奏な事は、このモーツァルトのレクイエムとて全く同じなのだが、それが殊に宗教声楽曲の再現・演奏となると、帝王カラヤンの志向する方向性やベクトルは、本来とは別の方向に行ってしまって居る様に、僕には時として思えてしまうのだ。



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だがこのブルーノ・ヴァイル盤のモーツァルトのレクイエムを聴いてみて、僕はカラヤン盤よりもこちらの方がしっくり来た。


余計に飾り立てる事無く、さっぱりとした音感に仕上げて、素朴に丁寧に演奏する。

こちらの方が、鎮魂ミサ曲の再現・演奏には相応しいのではないか?



僕も伯母や義父が相次いで亡くなり、こうした古典作品のレクイエムが、しみじみと心に染み入る様に、やっと最近この年齢に成って、少しづつ感じられる様になって来たものだ。










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