【CD46】シューベルト:八重奏曲ヘ長調 D.803
モッツァフィアート&ラルキブデッリ[録音]1995年
それにしてもこうして改めてシューベルトと言う作曲家の作品を、静かにじっくり聴いてみれば、彼が如何に稀有な存在の才能豊かな作曲家であるかと言う事が、如実に実感出来る。
楽聖ベートーベン先生の様に、積極的に人間の感情を前面に表出すると言うよりも、時代的にはやや半歩後退して、モーツァルトに近い古典主義の時代にやや回帰している様にも、僕には感じられる。
穏和で品格の良い音楽は、聴き手のこちらの心や精神をもそうさせる。
僕は今まではシューベルトはグレイト交響曲位しか好きな楽曲は他に無く、ほぼノーマークの作曲家だったが、これ以降は僕もシューベルトファンに加入してしまったのである。