前にこの映画を、有名予備校講師の林修先生(東京大学卒)がちょっと宣伝・説明してらしたので、当時から気になって観たいと思って居たが、地元のイオン市野SC内のHMVをブラブラして居たら、このダンケルクのブルーレイディスクが1100円(税込)で売って居たので、買って観た。
僕は勿論、史実としてのダンケルクは知っては居たが、正直この映画は、余り面白くはなかった。
一生懸命に製作した事はとても伝わるが、映画としての演出や面白みにやや欠けるきらいが有る。
実際本当のダンケルクの現場は、こんな半端な緊張感ではなかっただろう。
アドルフ・ヒトラー総統閣下が遂に牙を剥き出して来て、本気で迫り来るナチス・ドイツ軍の大群に包囲されて、ダンケルクの海岸に追い詰められた英・仏連合軍。
この映画は正に、大英帝国王室のエリザベス女王陛下その方が御覧になれば、多少はお喜びに為られるものと思われる。
戦争なんて、本当に悲惨なものだ。
人間としてこんな愚劣な行為も他に無い。
だがこの映画からは、そうした反戦メッセージだとか右翼的思想だとか、視聴者に対して伝わって来る思想臭は殆ど余り無い。
イギリス空軍の戦闘機:スピットファイアはドイツ空軍の戦闘機や爆撃機相手に奮戦するが、最期の場面であのスピットファイアは、何故仲間達が未だ居る海面に目掛けて不時着しなかったのだろうか??
そんな風に時間とお金を無駄にした気分にダラダラ浸って居たら、またしてもこんな実に変てこりんな物がインターネット上を席巻して居る。
戦争が後世に産み出すものとは、所詮はこんな後ろ向きな物や事象ばかりなのか・・・??