
【Disc26】
フォーレ: 『レクィエム』Op.48(1893年版)、プーランク: 『悔悟節のための4つのモテット』FP.97
~ペーター・ダイクストラ(指揮)、スンハエ・イム(Sp)、コンラッド・ジャーノット(Br)、バルバラ・フレッケンシュタイン(Sp)、マックス・ハンフト(Org)、ミュンヘン室内管弦楽団、バイエルン放送合唱団

モーツァルト、ヴェルディのそれと並び、3大レクイエム(鎮魂ミサ曲→要はキリスト教の葬儀の音楽)と巷間称されるものの1つに、辿り着いた。

このダイクストラ盤はとても良い演奏だが、僕の耳にはどうもこの名作:フォーレのレクイエムは、今一つ皮相的と言うか、奥深さを余り感じる事が出来ない。
決して悪い曲なのではないのだが、僕はやはりレクイエムにも、ドイツ的な重厚さや深味を求めたい。

自身の葬儀の音楽の候補に、このフォーレのレクイエムはしばしば挙げられるのだが、それはそれで個人の趣味だから、他人がとやかく言う事ではないのだ。
僕は自身の葬儀の音楽・BGMは、既にCDまで特定して居るが、このフォーレのレクイエムは挙げては居ない。
だがしかし、名作のコレクションとして、やはり僕の手元にも遺して持って置きたいディスクだ。