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【CD41-43】《シューベルト:ミサ曲集》 シューベルト:


1) ミサ曲第6番変ホ長調D.950,

2) ミサ曲第1番ヘ長調D.105,
3) ミサ曲第2番ト長調D.167,
4) ミサ曲第3番変ロ長調D.324,
5) ミサ曲第4番ハ長調D.452

イェルク・ヘリンク(テノール), ハリー・ファン・デル・カンプ(バス), ウィーン少年合唱団員(ボーイ・ソプラノ&アルト), コルス・ヴィエネンシス, ウィーン少年合唱団, エイジ・オブ・エンライトゥメント管弦楽団, ブルーノ・ヴァイル(指揮)[録音]1993-1995年




お恥ずかしきながら、僕は今回初めて、シューベルトのミサ曲をきちんと改めて聴いた。



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今回このboxセットに収録されているシューベルトのミサ曲集は、本来はこちらのCD4枚組の全集から第5番とドイツ・ミサ曲のディスクのみが省かれている、CD3枚組のものだ。



だがシューベルト特有の優美でエレガントな旋律と、エイジ・オブ・エンライトメント管弦楽団の明瞭で鋭い響き、また何と言ってもウィーン合唱団の清澄な歌声を、本ミサ曲集で十分に堪能出来る。



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今回のアルバムは、ジャケット絵画も僕にはとても良い印象だ。

本アルバムの楽曲もその演奏も、正に丁度このジャケット絵画の様に、とても晴朗で清らかな印象と雰囲気に満ち溢れる。


僕は今日もヨハン・セバスチャン・バッハのロ短調ミサ曲を、ヘンゲルブロック盤で全曲聴き通したが、バロック音楽の頂点の最高傑作に耳が慣れてしまうと、次代の古典派たるベートーベン辺りから楽曲中に「人間」が描かれ存在する事が、聴き手のこちらにもひしひしと伝わる。


本アルバムは、まるでハリウッド映画音楽の様な印象を持つ面も大いに有る。



ひたすら神様や天上世界だと御国だのを描く宗教声楽曲を大迫力での大音響にて再現する様は、正に大聖堂での響きと様式そのものだ。



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神様はこうしてまた別の語り口で、僕に対して改めて語り掛けて下さったのか。


それにしてもこの指揮者のブルーノ・ヴァイルさんは、もっと世界的に注目・評価されて然るべきだ。