
全く信じられないスピードで、あっと言う間にアフガニスタンの首都カブールが、タリバンの手に落ちた。

首都カブール陥落。
タリバンの皆様、誠におめでとう御座います。
な訳ねぇだろうが。

それにしても何たるスピード。
ナチス・ドイツ軍の電光石火の電撃作戦(ブリッツクリーク)顔負けの、大戦果と軍事作戦遂行速度だ。

今月末のアメリカ軍の完全撤退を待たずして、既にアフガニスタンの全土を完全に制圧し掌握してしまった、タリバン。





ここはもう、映画「ランボー3 怒りのアフガン」のスーパーヒーローであるランボー(シルベスター・スタローン主演、元アメリカ陸軍特殊部隊・グリーンベレー隊員と言う設定)の登場を、世界は再び待望するしかないのか!?

それにしても地球最強であり、世界人類史上最大最強であるはずのアメリカ軍は、この20年間多大な戦費を消費しつつ、一体何をやっていたのだろうか!??

僕は当初、今度は一転、あのプーチン大帝(大統領)率いるロシア連邦軍が、40年前のリベンジ・復讐に燃えて、電光石火にロシア軍が空と陸から一気に雪崩込み、タリバンを掃討しアフガニスタンを再占領すると分析・予想した。

だが僕は冷静に再び考えた結果、今度はロシア連邦はむしろその逆の態度でタリバンに接する、つまりタリバンをロシア連邦はむしろ受容し支援して、間接的にアフガニスタンの再占領を図るのではないかと思い直した。

するとそこに、僕の最新予想を間接的にだが或る程度は裏付ける、最新の国際ニュースが報じられた。

TOKYO2020の陰に隠れて日本では余り報道されていないが、何と中国政府は公式にタリバン政権を既に歓待し歓迎していたのだ。

中華人民共和国の習近平指導部は、アフガニスタンのタリバン政権との友好を結び、彼等の遠大な世界戦略である「一対一路構想」の中に、タリバン・アフガニスタンを取り込もうと、どうやら考えている様だ。

そこに僕はロシア連邦の動きが、やはり気になる。
プーチン大帝は既に、中国と共同歩調を取る形で、タリバン政権に軍事支援を行うつもりではないだろうか!?

中国は1兆ドルを超えるとされるアフガニスタンの鉱物資源にも、これから触手を伸ばそうとしているのだろう。






この上記写真群は、ロシア航空・宇宙軍が先日公式発表した、第5世代の最新鋭ステルスジェット戦闘機である「チェックメイト(大規模輸出を当初から視野に入れ、敢えて英名を命名された)」。開発責任者はこの公式発表の場で、「このチェックメイトは、(アメリカ・日本・イギリス・イスラエル等が既に導入・配備・運用している)F-35 LightningⅡを効果的に撃破出来る。」、と豪語した。
実際発表の動画を僕もYouTubeで視聴したが、途中CG映像で、このチェックメイトがF-35 LightningⅡを撃墜する様が明瞭に描かれていた。
そしてロシア連邦はこのチェックメイトを含む、彼等の非常にコストパフォーマンスに優れた最新鋭の軍事兵器を、次々に続々と売り込み、利益を得る以上に国家間の結び付きの強化を図ろうとするだろう。

ロシア航空・宇宙軍が世界に誇る、この最新鋭ステルスジェット戦闘機:The Checkmateの公式発表の場には、やはりロシアの国家最高指導者であるヴラディーミル・プーチン大統領が視察に訪れて、ロシア連邦軍を鼓舞する、誇りに満ちた演説をかました。

電光石火という意味では、我々西側の資本主義・民主主義陣営は、もう予てからこの男・ヴラディーミル・プーチン大統領(大帝)に、ウクライナ問題と言い、予てから一杯喰わされ続けて来た。
プーチン大帝の動きは、昔も今も非常に迅速だ。
ヴラディーミルは全く油断ならぬ男だ。

それでは結論を言い、まとめよう。

アメリカ・日本を筆頭とする我々西側の資本主義・民主主義陣営は、アフガニスタンにおいては既に遅きに失してしまった。

この20年間、アフガニスタンに対して払って来た膨大で多大な犠牲と資金(税金)の注ぎ込みを、この僅かたった数か月間で、その大部分を失う羽目になった。

僕はそれが、アメリカ合衆国のジョー・バイデン政権の所為だとは思わない。

だがこれまで深くアフガニスタンに関与して来たアメリカ合衆国とその最大の同盟国である日本国は、アフガニスタンに対する外交戦略、延いては軍事戦略を、急遽根本的に見直さざるを得なくなってしまった事は、既に確実となってしまったのだ。