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最近、テレビゲームのFABLEⅢ(上記写真)を遂にクリアした。
ちなみに俺が購入した版は、初回限定生産版のLIMITED EDITIONだ(上記写真)。
俺は全ての行動選択肢を、善人で貫き通した結果、民衆の万雷の拍手と歓呼の中に喝采を浴びる真の英雄として国王の責務を全うした。

暴君の兄・ローガン前国王は、「お前は兄の私を超えた。お前こそが真の国王だ。私は去らねばなるまい。」
監査人・ナヴィゲイターのテレサは、「貴方は本当に偉大な英雄だわ。兄の圧政と暴政から国民を救った素晴らしい立派な国王よ。本当に良くやったわ。中々出来る事ではないわ。」


クリア後、俺のキャラクターの背中には、白金色、プラチナカラーのきらきらした輝く美しい綺麗な翼が生えた。


だが、クリア後、ゲーム中の人格を突如豹変させて、もう一度プレイすると、手当たり次第に道行く人間全員を惨殺する殺人鬼と化していた。

先ずは手始めに、自城の内外をうろつく警備兵を手当たり次第に斧と長銃と魔法で次々と惨殺。
「へ、陛下!こんな事して何になると言うのですか!?お止め下さい、ギャァ~~~~!!!!」
「陛下、貴方は殺人鬼だ!!」

銃でズドォン!、ズドォン!と至近距離から打ちまくる度に、打たれた人間はリアルに身体を仰け反らせ血飛沫が飛ぶ飛ぶ、飛びまくる。

瀕死の重体に陥った人間が身体を痙攣させて命乞いする様に手を伸ばす所を、更に斧で脳天をドカチ割るも、銃でズドォンととどめを刺すも、それは自由。ゲームとは言え目をそむけたくなる。


すると、どうだ。


綺麗で美しい白金色の、プラチナカラーの背中の翼が、いつの間にか黒い翼に変貌を遂げた・・・!
しかも毒々しい紅い色の不気味な紋様に彩られている。

更に、民間人や一般人を手当たり次第に大量殺戮。

すると黒い翼は更に大きくなり、バササっと翼が拡がる時に、不気味な黒いオーラを纏う様になったのだ。
それと共に、相棒の愛犬は変な黒色に変色。



そこで、俺は思い出した。

職場の〇さんが面白いと評していた、今上映中の映画:ブラック・スワンを。

黒い翼を見て、似ていると思った。


黒い暗黒面に心を取り込まれてしまった人間が、外観までに心の内が反映させられたと言う事か。


ブラック・スワンと言うと、僕は自身の世代から、漫画家の車田正美さんの大ヒット漫画「聖闘士聖矢:セイントセイヤ」に登場するブラックセイントのブラックスワン(上記写真)を直ぐに連想するのだが、まぁ何れにしても悪の象徴と言う事か。


俺は映画:ブラック・スワンのあらすじを公式ホームページで知った段階で、主人公ニナ(ナタリー・ポートマン主演、上記写真)の末路が大体分かった気がした。
そうやって心を暗黒面に囚われてしまい、自らの心の中の悪魔の支配下に入ってしまった者の末路や結末は、大抵の場合、死だ。

古今東西の過去のあらゆる古典文学作品を紐解けば、大抵得てして最期はそうなると相場は決まってる。
つまり、俺に言わせれば、それこそがUNIVERSALな人類の普遍の真理であり、法則であり、永遠不変の人間真理である。



〇さんが、ネタバレで映画の最期の結末をいきなり俺に喋ってくれたのだが、それはほぼ俺の予想通りであった。


俺は、少なくとも現実世界ではそんな哀れな悲しき人生の末路や最期など、全く金輪際永遠に御免被りたい限りである。