もう皆さんも、既に報道で御存知だろう。
日本マクドナルドの異物混入ブーム流行が、収束どころか逆に拡大の一途を辿っている。
僕もマクドナルドは大好きで、従って普段からとても良く利用しており、写真のビッグマックセットは僕の最もお気に入りメニューだ。
今までに起こってしまって、表沙汰になりニュースに取り上げられてしまった不祥事を、時系列でまとめてみた。
●2014年8月 大阪・河内長野市、ポテトに人の歯が混入
●2014年9月27日 京都府、ホットケーキにアクセサリーの金具が混入
●2014年12月19日 福島県郡山市、「サンデーチョコレート」にプラスチック片混入
●2014年12月31日 東京都、チキンナゲットにビニール片混入
●2015年1月3日 青森県三沢市、チキンナゲットにビニール片混入
実際に起こった日時が、時系列で見ると報道順とは逆方向に遡る。
つまり、青森県の店舗で発覚したナゲットにビニール混入事案を皮切りに、どんどん過去の不祥事が表沙汰になって来ているのだ。
これは最悪の事態である。
本日15:30。(株)日本マクドナルドホールディングスの2名の男性重役が、記者会見に臨んだ。
頭部つるりんぱのツルピカ禿丸(はげまる)状態に眼を奪われている場合では、断じてない。
日本マクドナルドは今、創業以来最大の危機を迎えていると言っても過言ではない。
肝心の会見内容は、今一つ歯切れ悪く、未だ何処か言い訳じみていて危機意識や当事者意識に欠けると言わざるを得ない発言が目立った。
正に泣きっ面に蜂の日本マクドナルド。
前回の、中国製チキンマックナゲットでの、緑色したカビたっぷり生え腐った腐肉で製造ボトクソ事件から全社を挙げて信頼回復に務めていたその最中に、これだ。
そして信じられない事に、文字通りの最高経営責任者(CEO)のサラ・カサノヴァ社長は、記者会見の席に不在・・・。
もうねぇ・・・。
あんたら、ええ加減にせぇよ、ホンマに。
余りに不祥事が起き過ぎて、マクドナルド本社は現在パンク破裂で発狂フリーズ状態か?
見えるだろうか?
マックフライポテトに、プラスチック状の物が混入していたと思い、その正体不明の物体を店に提出して、第3者機関に拠る鑑定結果が驚愕のものだった。
それは何と、「人の歯」だったのである・・・!!!!
僕がお仕事で毎日直接にいじるもの。
それが、人の歯。
でも、それが何で食品の、人の口に入れるフライドポテトに入ってるの!!??
最早、言い逃れる事が出来る内容ではない。
医学部生や歯学部生は、必修科目として必ず解剖学を履修する。
御遺族の尊い御志と御協力の下、御遺族の方々から献体の提供を受けた、本当に本物の人体の御遺体を解剖して行くのだ。
その際に、実習が進むに連れて人体の組織片はどんどんバラバラになり、その数は増えて行く。
だがその過程で、人体の組織片を紛失してしまう事はただの1つも絶対に赦されない。
もし万が一、解剖学実習中に行方不明となってしまった組織片が1つでも発生した時点で、その実習グループは莫大な量のペナルティ課題を課された上で、そのまま深夜になろうが果ては明け方になろうが、見失った組織片を発見するまではグループ全員絶対に帰宅出来ない。
そして、解剖学実習は何処の医学部・歯学部でも、毎回開始は礼に始まり、毎回終了は礼に終わる。
そうした人体に対する尊重や敬意も、当時解剖学教授でいらした北村清一郎先生から我々学生は徹底的に教え込まれて、叩き込まれた。
1つ、実例が有る。
某国立大学歯学部の学生が、解剖学実習中に巫山戯(ふざけ)て、御遺体の耳介(じかい、つまりお耳)を切り取り、それをあろう事か、実習室の壁面に貼り付けて、「壁に耳有りぃ~!」、と冗談をかまして周囲の笑いを取ろうとした。
その学生は、即座に退学処分となった。
僕はこの話を、北村清一郎教授からの解剖学実習前の直接訓示にて触れて、その後社会人となり歯科医師として勤務した先のボス(院長)からも聞かされた。
北村清一郎教授は解剖学実習を通して、我々徳島大学歯学部生に医療人としての精神や心構えを、かなり厳しくも、しかしながら一方でとても温かく御教示下さった。
北村清一郎教授は今思い出しても、かなり厳しさを備えつつもそれ以上に温かく学生を受け止めて、育てて下さった、誠に素晴らしい教官であった。
話を戻そう。
人の歯は、人体の器官である。
ついでに言えば、人体で最も硬度が高く、硬いのが歯だ。
それが食品に混入していた事の、真の事の重大さを、所詮は企業人・経済人に過ぎないサラ・エル・カサノヴァ社長も、こうして報道陣の前で頭を下げる、日本マクドナルドホールディングスの青木岳彦取締役(上席執行役員)と日本マクドナルドの菱沼秀仁取締役(上席執行役員)も、全員丸でちゃんちゃら分かってもいないし理解してもいない。
と言う事は誠に嘆かわしい事ながら、今回の事件の重大性を、(株)日本マクドナルドの全社員が理解してなく、また分かってもいないと言う事だ。
いや恐らくは、理解しよう、分かろうともしてはいないだろう。
でなければ、あの様な無責任な言動を記者会見の場で出来る訳がないし、まさか社長不在で記者会見に臨むなど、人や世の中を舐め切っているとしか思えない行動を取れる筈がないからだ。
日本外食産業史上、前代未聞の超重大な事案発生を目の前に、言い訳や責任逃れに終止する社長や重役達。
だが、正にこの人の歯混入事件が発生した当該の、大阪府:河内長野市の「マクドナルド:外環河内長野店」にては、この事件報道を知った上で沢山のお客さんが、今夜も多数来店しており、賑わいを見せていると言うのだ。(←完全やらせ報道の捏造記事より)
「人の歯が入っていたって、そりゃ恐いけど、ここはやっぱり手軽に食事出来るし便利だし、これからも僕は利用しますよ。」(←記者の捏造)
そのお気持ちは、実は僕も分かる。
実は僕も、今日のお昼ご飯は敢えてマクドナルドに赴き、以前から興味が有り食べてみたいと思っていたカーリーポテトフライを注文。
(お昼時の本来は混雑時にも関わらず、注文カウンター・レジ周辺は本当に僕独りだけだった)
人の歯混入のマックフライポテトは流石に嫌だったが、昼マックに+50円でこの写真のカーリーポテトフライにしてもらえた。
意外と、いけた。美味しかったよ。
妻に拠れば、この新商品の「かにコロッケバーガー」も、意外と美味しかったと。
但し、蟹の味は余りしなかったらしいのだが。
さぁ、再生への道は非常に険しいが、今こそが正念場だ(株)日本マクドナルドホールディングス。
生き残れ、僕等のマクドナルド。
そこへ、衝撃の追加ニュースが飛び込んで来た・・・。
「マクドナルドで頼んで出て来たダブルチーズバーガーのパティ(中に挟まれた牛肉)が、何と生で焼けていなかった。」、と言うのである・・・。
これが、店に生パティ出された御本人のTwitterの投稿写真だ。
デラもろちんに肉が赤くて、明らかに生焼け、もしくは半ナマだ。
これをお店に報告したら、ダブルチーズバーガーをもう一度くれた上で、返金対応してくれたと。
「俺タダ飯だ!」っつって、喜んでらっしゃる。
だが、今テレビで報道されているが、マックフライポテトに人の歯混入の被害に遭ったお客さんの女性は、本日の午後の記者会見に接して、「頭の中が真っ白になった」、と日本マクドナルドに対して強い不信感と憤りと怒りを隠さない。
㈱日本マクドナルド、このまま地獄の底に転落して、そのまま沈没か?
今こそ不退転の決意で、全社体制で巻き返しを図れ。
オンナ社長のカサノヴァ社長よ、逃げ回ってばかりいないで、V字回復出来ねばアメリカ本国に逃げ帰らずに日本で腹を切れ。
それでは皆さん、合掌。