今回はジャケット写真が検索出来なかったので、boxセットの写真を適当に載せる。
【CD10】《ラス・ウエルガスの写本(13世紀スペインの音楽)》
1) 輝かしき血統より生まれし,
2) 誰しも皆、十字架にかからむ,
3) おお、マリア、海の星,
4) 臨終の血より,
5) あまねく知られたるベリアル,
6) サンクトゥス,
7) アニュス・デイ,
8) ベネディカム・ドミノ,
9) 南風は穏やかに吹く,
10) いざ、信徒らの御母よ,
11) 誰がわが頭に,
12) けがれなきカトリック教徒よ,
13) 哀れなる人よ
パウル・ファン・ネーヴェル(指揮) ウエルガス・アンサンブル[録音]1992年
今から700年程も前のスペインの音楽と言う事なのか。
それにしてもそんな大昔から、いや大昔だからこそか、作曲テーマがキリスト教関連ばかりだ。
これはこのboxセットの箱の底面の写真。
本アルバムは特に時代は古い音楽だが、かえって僕の耳には新鮮に響くのが面白い。
これから年末年始のお休みに入るから、ゆっくり気に入ったアルバムは繰り返し聴こうと思う。
それにしてもこうして古楽のアルバムを連続でどっぷり聴きまくっていると、どれもこれもキリスト教関連のものばかりで、西洋音楽と言うのはそもそも(キリスト)教会音楽として発達・発展して来たものである事を、改めて如実に実感し、体感出来る。
僕も聖書は常に傍らに有るが、このboxセットを購入した事により、宗教声楽曲が大好きな僕が未だ未知の、古代の宗教声楽曲に触れる事がこうして出来ている。しかも極端なまでの安価でだ。
これも間違い無く紛れも無く、神様から僕に賜られた豊かな御恵み。
いつも普段読み慣れている聖書が、いつも普段聴き慣れているBachの教会カンタータや受難曲・ミサ曲とはまた更に時代を遡った古い教会音楽により、新しい光を当てられて僕の心に再び染み入るのである。