西伊豆の土肥温泉に、妻と俺の両親の4人で旅行に行って参りました。
宿は「たたみの宿 湯の花亭」。
妻との部屋と両親の部屋は隣同士で、今回は2つとも客室付き露天風呂に宿泊。
実際、客室付き露天風呂の有る部屋に泊まってみると、快適な事この上無い。
屋上の大浴場の露天風呂も、部屋の露天風呂も、24時間入り放題源泉掛け流し。
屋上の露天風呂から見渡す駿河湾は絶景そのもので、夕陽:SUN SETは特に素晴らしく、フェリーの出航も楽しみながら見れた。
夕に朝に豪勢な料理を皆で楽しんだが、こうして行楽を楽しむ一方で、今回の東日本大震災で被災した方々は家族を失くし、家を失くし、職場を失くし、一日お握り2個で避難所で暮らしている方々も多い。
そう考えると、手放しで行楽に浸れる気分に100%浸りきる事は、やはり出来なかった。
西伊豆は東京電力による計画停電の実施が懸念されていたが、僕等が宿泊した日は丁度見送られた格好となった。
駿河湾フェリーで車ごと移動するのもとても心が躍る感覚がするものだ。
土肥金山を訪れたのだが、思っていた以上にとてもリアルに江戸時代当時の坑道が再現されており、とても楽しめた。
徳川幕府はこう言った正に金脈こそを幕府直轄とし、「人民は生かさず殺さず」と搾取し莫大な富を築き上げて、それは現代にも語り継がれる徳川埋蔵金伝説の基礎となった。
達磨寺では達磨大師様に祈願を掛け、恋人岬では穏やかな日和と凪いだ駿河湾の海を見て妻と和んだ。
そう言えば、僕はとても久し振りに大海原を見た。
良いのものだな。
僕は山と海では、断然山派なのだが、海を見れば嫌な事も忘れ去る事が出来そうな気もして来る。
そう言えば、職場のある女性職員は、若い頃は嫌な事が有ると良く海を見に行っていたそうだ。
普段は仕事の忙しさに日々を費やしているのだが、こうしてたまに外に出て見て旅行に行くというのも、とても気分転換になるものだ。
とても残念な事に、さっきのNHKニュースでもやっていたが、西伊豆は現在、宿泊客のキャンセルが多数相次いでいるそうだ。
だが、そんな時にこそ地域経済をこれ以上沈ませない為にも、うち等はキャンセルせずに宿泊すべきだろうと俺は親父に建議した。
親父は一時はキャンセルも少しばかり考えた様な感じだったが、最終的に旅行は挙行した。
僕は静岡県民で在りながら、今回初めて伊豆を訪れた。
妻も同様だ。
また来たいな、西伊豆の土肥温泉。
とても良い旅でした。