先程、衝撃の速報が飛び込んで来た。
警察の強力な捜査と弛まぬ不屈の努力により、山梨県道志村の椿荘オートキャンプ場にて発見された人骨は、当時現地で行方不明になった小倉美咲ちゃん(当時7歳)の物である事が、正式に断定された。
GW中に現地で次々に発見され続けた人骨は、死後数年経っている物だそうだから、つまり小倉美咲ちゃんはやはり、行方不明当時かそれよりも少し以前に、既に亡くなっていた事になる。
今回の警察によるDNA鑑定の結果は、世にも恐ろしい事実を我々に指し示している。
つまり小倉美咲ちゃんは事故に遭い行方不明になったのではなくて、巷間盛んに噂されて囁かれていた通り、やはり殺害されて死体遺棄されていた可能性が極めて高まってしまった。
僕も今、非常に衝撃を受けて哀しみに包まれている。
実母の小倉とも子さんの現在の御心情やお気持ちたるや、察するに余りある。
小倉美咲ちゃんは、とっくの既に、ひょっとして行方不明事件発生時よりも前に、亡くなって他界していたのだ。
当時7歳の小倉美咲ちゃんが、一体どんな何の罪を犯したと言うのであろうか?
小倉美咲ちゃんは一体何故、一体何時、一体どの様な経緯を辿って亡くなり、この世を去ったと言うのだろうか?
引き続き山梨県警察本部:捜査一課様の手腕と努力に、御遺族様の小倉家の皆様方や我々全員の注目と期待が、大いに益々集中する。
引き続き、本事件の真相究明と全容解明が強く待たれる。
だが今となってはもう、誰が何をどうしようが、もう決して絶対に永遠に、小倉美咲ちゃんは生きては還らないのだ。