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上の写真は、義憤を犯行動機と自称する男子大学生に暴行・傷害され負傷した、滋賀県大津市教育委員会教育長の澤村憲次君。


滋賀県大津市の大津市立皇子山中学校を舞台に発生したいじめ自殺事件は、皆様も御存知の通り、ロンドン五輪の話題そっちのけで日本全国を騒がせ、ネット上では個人情報が氾濫する前代未聞の衝撃事態となった。



そしてつい昨日、埼玉県川越市ではイジメで被害者生徒が重体に陥り、被害者の母親は毎日勤務終了後に意識が全く戻らない生徒の看病をしていると言う。
この母親は涙ながらに学校と教育委員会に徹底調査を求めているらしい。
加害者生徒ら3人は既に全員逮捕され、少年院にて中学生の若い内からもう既に臭い飯を喰らって看守に暴行されて毎晩小便チビらせて泣き腫らしているらしい。




いじめは、やはり無くならないのだ。
これは、哀しい人間社会の現実だ。

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僕は、実はここ地元で児童を虐めていた公立小学校教諭を知っている。


彼は、やはり転任する先々で児童の恨みを買っていたせいか、今でも彼の実名で検索すると、彼を実名で記した、彼の元教え子らしき方の彼に対する恨みのこもった誹謗中傷の書き込みが、巨大掲示板2ちゃんねる上に未だ残存している。

その暴力小学校教諭の彼は、その後どうなったか?

先ず彼自身が40歳代前半で癌(悪性腫瘍)に侵され、担当医からは余命半年と宣告され、それを機に鬱病を発症し、夫婦でここ地元の国立大学教育学部を卒業した公立小学校教諭の地方公務員夫婦だったのに、今では夫婦で共に教諭を退職し、奥様が僕との電話会談の際に言ったには、「ウチはもうボロボロなんです・・・!それでも子供も3人抱えて・・・。Iさん(俺の事)、お願いですからもう止めて下さい(泣く)・・・!電話を切らせて下さい・・・(泣)!もう電話をして来ないで下さい(涙声で)!!主人は未だ帰宅してませんが、派遣労働で今は本当に安月給なんです・・・。もう勘弁して下さい・・・!!!(涙)」





僕を虐めてた、ってゆうか今思えば辛かっていただけかも知れないが、僕が中学校時代に生徒会副会長を務めていた際に生徒会長であったM君は、その後はM君の母親が電話口で僕に言うには、「ウチのR(M君)はとっても優秀なI君(俺の事)とは大違いで名も無き5流大学に通い、今は隣の市の小さい会社で貧乏暇無しで働いてます。もしウチのRがI君に中学校時代に不愉快な事を言ったりやったりしてたら、母親の私が今ここで謝りますから・・・!!I君の家とウチとは比べ物にならないし、I君の方がウチのRなんかよりも全然優秀で立派なんだから・・・!!だからI君、お願い!もうRもウチもそっとしておいて上げて!!ウチはお父さんが先日に癌で死んじゃったし・・・。もうこう言う電話は掛けて来ないでね!?I君止めて!もう本当に、お願いだから!!(深い溜息を付きながらガチャッ)」

M君のお父さんが、肝臓癌でまだ比較的若年で他界した事は、地元の新聞のお悔やみ申し上げます欄で既に僕は知っていた。
だが、そこで初めて知ったのだが、その肝臓癌で亡くなったR君のお父さんは、僕の伯父が社長を務めていた会社に勤務していらしたのだ。

M君がそこに在宅している気配は電話口からも伺えたのだが、彼の母親は斯様にして僕とM君との電話口での直接会談には、終始逃げ回って一切応じて下さらなかった。





別の日、僕は小中学校時代、皆にずっと虐められていたある女性のMちゃんの実家に、同窓会の連絡か何かで電話を掛ける機会が有った。
すると、僕とお互いに面識の有るMちゃんのお母さんが電話に出られた。

「この際お母様に申し上げてしまいますが、僕は皆と一緒になって中学校や小学校時代に、Mさんを虐めていたと思います・・・。それを今、本当に心から申し訳無く思い、Mさんに謝りたい気持ちで一杯です・・・。赦して下さいとは申しませんが、どうか謝らせて下さい。」

するとMちゃんの母親は電話口で、とても感慨深気に大きく溜息を付いて、
「あぁ・・・!あぁ・・・!!I君・・・!!I君がそんな事を仰ってくれて、私は今とても救われた気持ちですよ・・・!!」

Mちゃんの父親と僕の親父は釣り仲間で仲は良かったのだが、僕個人としてどうしても心にこびり着いた汚い暗闇のヘドロを、何としてでもかき消したかった。拭い去りたかった。

するとMちゃんの母親は夢中で色々な思い出や、娘のMちゃんの事を話し出して来た。

Mちゃんはもう結婚してお嫁に行って、この土地には居ないのだと。
Mちゃんは、今は幸せに暮らしているのだと。

「あぁ、お母さん・・・!それを聴いて、僕も心から安心致しました!Mちゃんにはどうぞ宜しくお伝え下さいね!!」

おかしな事に、Mちゃんのお母様は、その僕のMちゃんに対する過去のイジメ謝罪電話で、何度も何度も僕に対してお礼の言葉を繰り返した。




僕が思うにだが、イジメをしていた人間は必ずその後に下降線の人生を辿る。

イジメをしていて、繁栄や我が世の春を謳歌し続けているなんて人を、僕は周囲で全く知らない。

ある女性によれば、その方が小学校時代にイジメられていて、そのイジメの加害者の主犯格だった同級生の女の子は、何と今では地元のスーパーで、老け込んで酷く落胆した表情で、没落オーラ丸出しでレジ打ちをしていたと言うのだ。



イジメをしていた人間は、必ずその後に衰退する。
イジメをしていた人間は、必ずその後に没落する。
イジメをしていた人間は、必ずその後に不幸になる。



これが、僕の見たイジメと言う事象を通じた世界普遍の真理だ。


ちょっと前には、あの超大物女優の一人娘が、在学している青山学院(キリスト教系の学校法人)中等部で、悪質なイジメの首謀者として、3日間の停学処分に処されたと週刊文春が報じて、ネットではたちまち関係者の実名や母親の女優の自宅写真までもが晒されて、伊地知(あ、しまった!!!)、否、一時騒然となった。

その超大物女優は、その後は24時間テレビに普通に出演し、NHKのドラマに出演し、全て妻と僕は視聴したが、その様な事件が有った事は全く伺わせなかった。



だが、天網恢恢粗にして漏らさず。


仏陀(お釈迦様):因果応報。

イエス・キリスト:人は自分が蒔いた種の実を、自分で刈り取る事になる。良い種を蒔けば良い実を、悪い種を蒔けば悪い実を、それぞれ自分で刈り取る事になる。



愚か者は、悪い種を無意識にバラ蒔いて、後で自分が地獄を見る。


俺は、賢い人間で居たいものだ。
だって、愚か者になって、愚か者の運命を辿りたくは絶対にないからだ。
自分が先ず、幸せに、幸福に成りたいから。

ただその為には、他者を不幸にしては絶対にならないと言う事なのかな。




皆が幸せに成れれば良いのに、それでも今もどこかでイジメは起こっている。
学校で、職場で、地域で、社会で、そこかしこで。