日頃普段から大変お世話になっているS社長から頼まれて、1日派遣の日雇いで行ったコンサートのお仕事で、僕は実にドジ間抜けにも、ツアートラックから誤って転落して、右膝他身体の数か所を強打し、打撲してしまった。
その翌日には、以前から予約していた、三保の松原の温泉ホテル「三保園ホテル」に1泊2日の旅程で行く温泉旅行の予定が有り、それがそのまま丁度、僕にとっては湯治の温泉治療に行く羽目になってしまった。
何故か、三保園ホテルさんの画像が全く出力不可能なので、今回はイメージ画像で御容赦願いたい。
っとその前に、お昼ご飯を食べようと、ふと立ち寄ったのがこちら、三保園ホテルの直ぐ目の前に在る、「焼肉センター」の清水三保店。
焼肉センターの前は、こんな感じの海浜公園になってる。
お天気が良ければ、丁度そこから世界文化遺産の富士山が見えるらしいのだが、この日は生憎曇天で富士山は全く見えず、残念ちん。
こちらのお店、失礼だがかなり古くて、穏和な感じのおばさんが御一人で切り盛りされてらっしゃる御様子で、お店の古さだけで、僕はてっきり最初は外れクジだったかと思いきや、その最初の思いは見事に打ち砕かれて、大幅に予想を裏切られた。
店に入って直ぐの場所に、こうして静岡おでんがグツグツと煮えられていたが、これがまた美味しかった。
そしてメインディッシュの、ランチの焼肉定食(税込み1400円程)の、肉の旨さに僕は飛び上がった。
これがまたアンタ、旨いのなんの。
後で聞いたら、肉は最高級の国産の黒毛和牛のA5ランクを使用しているらしい。
店内にもわざわざ、牛の個別の管理番号まで開示してあった。
予想外にとても飛び切り美味しいランチを終えて、そして直ぐお隣の、待ってましたの源泉掛け流しの温泉ホテル、「三保園ホテル」へ。
14:00にチェックインして、転落して負傷した右足を引き摺りながら、速攻で大浴場へGo!
そしてまた驚いたのなんのって。
温泉に身体を浸からせた瞬間から、全身から痛みが退いて行き、代わりに回復のエネルギーが全身に注入されるのを、如実に実感したのだ。
最初に大浴場に行く時と、帰って自室に戻るまでの時で、たった1時間で身体が格段に軽やかになり、まるで回復魔法でも掛けられたかの様に、負傷にさいなまれていた身体が急速に回復に向かう事が、自分の身体で実感した。
結局僕は1泊2日の旅程を終えて、チェックアウトするまでに計5回も入浴した。
ホテルを出る頃には、僕の身体状態はチェックイン時とはまるで違い、かなりとても回復した状態になっていた。
現在、ドイツ連邦共和国では、温泉治療が保険適応になっているらしい。
その理由が、ドイツからは遥か離れたここ極東の日本国の源泉掛け流しの温泉にて、本当に身体の芯から実感出来た。
何と素晴らしい神様のお恵みだ。
ぁあ、神様、この森羅万象全宇宙の創造主たる大いなる君。心より感謝申し上げます。
夕食時には、普段呑まない生ビールを飲んで、陽気に元気に満腹幸せの、万福会席コースだよ。
元来温泉の大ファンである僕等夫婦は、普段は風邪さえも滅多に引かない健康夫婦であるせいか、温泉の実際の効能や効果までは、そう実感する事は如実には無かった。
だが、今回の僕の体験をここに書き遺して、これをお読みの方々に少しでも参考になれば幸いである。
お風呂の入り口に、しばしば効能や効果の能書きが書かれているのだが、今回も「うちみ、くじき」の言葉がその中に有り、それは真実であり、本当であり、本物の温泉だった。
看板に偽り無し、三保園ホテル。
そして三保の松原は富士山と共に、世界文化遺産に登録されたのです。
負傷と言う不運が有っても、即座にそれを優しく癒し、そして打ち消す事象は、ドジっ子マヌケ転落事故発生時よりも以前に既に設定されていた。
その上、こうして家族で温泉旅行を心より楽しみ、仲良く和気藹々と過ごせる時間を持てると言う幸せ、幸福。
至福の時間と場所。
今回の熊本地震で被災されたり、亡くなられてしまった方の御遺族の皆様には心より申し訳無いが、僕なりに出来る範囲の精一杯の支援をさせて頂いた上で、こうして僕の人生の中のささやかな幸福と幸せの時間と場所を、確かに僕は感得する事がこうして未だ出来続けている事は、全ては神様の恵みの賜物なのだ。