特別背任罪
2018年11月24日
カルロス・ゴーン容疑者のクリスマス会2018 in 東京拘置所・独居房(3畳)
カルロス・ゴーン容疑者の、日産自動車株式会社に対する巨大な不正が、続々と報道で明るみに出て来ている。
カルロス・ゴーン容疑者の腹の中の本当の本音としては、「自分は合計金額にして日本円で数兆円もの利益を、日産自動車に対して産んだのだ。そんな自分はその内、数百億円程度は貰って然るべきだ。」
欧米型の会社経営者の感覚で言えば、確かにその位は貰っても、別に「超巨額」と言える程のものではない。
だが皆さんも御承知の通り、日産自動車株式会社は純然たる日本企業であり、世界総本社は、日本国神奈川県横浜市に存在する。
あれ程の大勢の従業員のクビを斬り落とし解雇しまくり、下請け・取引先を倒産・破産に結果的には追い遣ったのなら、従業員の整理解雇に手を付ける前に、先ずは社長と役員の報酬と給与から減額し、手を付けて行くのが、素晴らしい日本企業の慣例であり、我々日本民族の会社経営感覚だ。
だがカルロス・ゴーン容疑者と、彼の側近のグレゴリー・ケリー容疑者は、欧米型の会社経営感覚をそのまま日本の会社に持ち込み、日本型経営とは真逆の事をした。
その結果が、これだ。
そしてほら御覧、彼は右手でサインして、「私はこれからも日産自動車株式会社を通じて、利益とカネを徹底的に強欲に追い求めます!」、と堂々と公言して居る。
立場の弱い従業員のクビは遠慮無く斬りまくり、彼等の生活は壊れようが貧窮しようが、全くお構い無し。
更に残された従業員達に対しては、会社経費の使用を徹底的にケチりまくり。
その一方で自分と自分の親族だけは、徹底的に懐を肥やして不正に蓄財に励みまくり、自分だけは富みたい富みたいTOMYじゃないよ富裕だよと、徹底的に無限の金銭欲を滾らせた。
カルロス・ゴーンの、激しくメラメラと燃え盛り漲る金銭欲は、時を経るに従い増々高ぶって行って、止まる所を全く知らなかった。
勿論、西川廣人社長はゴーン会長の巨大な不正を、既にとっくに知っては居た。
また勿論、カルロス・ゴーンは非常に有能な、稀に見る辣腕剛腕経営者として、多大な業績を日産自動車に確かに確実に遺した。
だがここ日本国では、幾ら業績多大な会社経営者でも、それを理由と根拠にする公私混同が認められて、巨大な不正を会社に対して働く事は、到底是認されるものではない。
彼はひたすら、日産自動車の最高経営責任者としても、また個人としても、ひたすら、ただひたすら巨額の利益と莫大な量の金銭を追い求め続けた。
だからルノー本社の在る現地フランス共和国内の主な報道では、ゴーンが日産自動車内のアンチ・反対派の日本人役員・社員達から嵌められて、クーデターを起こされて失脚したと、まるでゴーン容疑者が被害者であるかの様な報道を、フィガロ紙などは真顔でノタこいて居る。
フランスと日本の報道の違いと温度差からして、既に欧米型経営と日本型経営の大きな違いが、如実に表れてしまって居るとも、見る事は出来る。
立場の弱い従業員や下請けに対しては徹底的に鮮血を流させ流血させて、一番偉い王様の自分だけは徹底的に贅沢三昧に耽り、巨額の不正に手を染めて、懐に札束を放り込みまくり、大金の大洪水を流れ込み続けさせる。
こんな典型的な欧米型の会社経営者を、日産自動車株式会社の日本人役員・従業員の方達のみならず、我々日本人は全く受け容れる事は無いのだ。
日産自動車の再生と建て直しに成功したカルロス・ゴーン容疑者は、その後ルノーと三菱自動車の会長をも兼務し、文字通りの世界最大級の自動車連合王国の、最高頂点の王の位に君臨した。
王と成った彼にとって、最早会社は公器ではなく、自分と自分の親族だけの所有物であり、私物であった。
2010年を過ぎた辺りから、やがて彼はそう錯覚に陥ってしまったのだ。
王様は、皇帝陛下とは違う。王と皇帝は、似て非なるものだ。
王は皇帝の様に、一応は共和制の政治形態を取る元老院(株主総会)の承認を経る事はしない。
王にとって共和制や民主主義と言う概念は、一切全く通用しない。何故ならば王は、絶対王政と言うただ1つの政治的価値観しか持ち合わせて居ないからだ。
自分が言う事思う事考える事は、全て絶対に正しい。
誤りなのは、自分以外の人間達。
王の基本思考は、こうだ。
カルロス・ゴーン容疑者は結果的には、日産自動車株式会社そのものや株主総会をも欺き騙し、不正に巨額の蓄財に励んで居た。
カルロス・ゴーン容疑者は、社内の日本人役員や日本人従業員からの助言と注進は、全て無視して握り潰し、日産自動車株主総会の意向をも無視した。
仏ルノーと、そのオーナーでもあるフランス共和国政府は、今日産自動車を本気で乗っ取ろうと画策して居る。
だがこの際もう日産自動車は、仏ルノーとは資本提携を解消した方が良いだろう。
カルロス・ゴーン容疑者は現在東京拘置所の、広さ僅か3畳の独居房にて、不味い麦飯を喰らわされて居る。
彼が「大好きな日本の焼き鳥」は、もう当面暫くは、最低でもクリスマス明け以降~今年末までは食べられない。
会社のカネを不正に私的に流用して得た海外の4軒もの超高級コンドミニアムも、以後もう2度と使用は出来まい。
ルノー取締役会は、ゴーン容疑者の会長解任を当面は見送った。
ルノーやフランス政府に言わせれば、ルノーは英雄の日産自動車の改革者であり、日産自動車とルノーの繁栄の偉大なる立役者。
ルノーやフランス政府にとってそんなカルロス・ゴーン容疑者は、如何にも島国の単一民族たる日本人らしい、ただ陰険で陰湿で嫉妬深い日本の司直と社内の日本人の反対派達に拠り嵌められ騙されて、クーデターで追い落とされた哀れな悲しき被害者なのだ。
だが今やルノーと日産自動車の立場は16年前とは逆転し、日産自動車は日本政府・安倍政権と共に、ルノーとその大株主のフランス政府に対して、ものは言える様にはなった。
日本国政府は国益を守る為にも、仏ルノーとは手を切る様に、日産自動車に対して支援するべきだ。
「どうかお願いです!赦して下さい!助けて下さい!」
「私は何も、悪くはありません!」、「(後ろの地図のオランダを背景に)私はオランダの子会社を通じて、SAR(ストック アプリシエイション ライト:株価連動型報酬)を受け取ったのだから、日本国の有価証券報告書に全く記載はしなくて良いと、グレゴリー・ケリー代表取締役(弁護士)が予めちゃんと言いました!私はただ単に、ケリーからの助言に従っただけです!」
今回、カルロス・ゴーン容疑者の弁護人を、何と驚いた事に、元東京地検特捜部長の大鶴基成さんが務める事に成った。
泣く子も黙る、鬼の東京地方検察庁・特別捜査部の手の内を知り尽くした大鶴基成さんは、ガチのマジで自身の古巣と真っ向勝負をする事は、僕は有り得ないと見る。
言って見れば今回のゴーン会長逮捕劇は、日産自動車の社内の日本人の反対派達に拠るクーデターと言うのが実情である一方で、外国人剛腕経営者達に対する、我が国の国策捜査と国策逮捕だ。
であるからむしろゴーン容疑者担当の大鶴基成弁護士と東京地検特捜部との間で、極秘裏に水面下で密約や取引がこれから有るものと僕は推察する。
カルロス・ゴーン容疑者と彼の奥さん(2番目)が、正確に一体どの様な経緯で元東京地検特捜部長のヤメ検弁護士・大鶴基成先生に弁護を依頼したのかは、僕は全く知らない。
だが今回のゴーン会長逮捕劇は、東京地検特捜部の逮捕に合わせて、妙にタイミングが良過ぎると言うか、ほぼ完全に同期して日産自動車の西川廣人社長が会見し、しかも言語明瞭に理路整然と事態を説明するなど、水面下では既に逮捕劇の筋書きとシナリオは完成して居り、その先も日本国経済産業省や東京地方検察庁・特別捜査部に拠り、物語の劇的展開の筋書きは、既にほぼ確定して居るのではないかと僕には強く思われる。
(ゴーン・ケリー両容疑者は刑務所に)イチロ日産!!
ゴーン容疑者は検察官に泣いて縋って赦しを請うても、全く無駄だろう。
カルロス・ゴーン容疑者はこれから確実に、業務上横領罪か、更にそれに加えて特別背任罪が適用され、最低でも後1度は再逮捕の憂き目に必ず遭うはずだ。
すると自然と今年一杯は、日本国は東京拘置所内に拘留され続ける事に成る。
いや、今回の逮捕劇が国策捜査の上の国策逮捕である以上、籠池泰典被告の様に、厳密に言えば違法に更に長期間拘留される恐れも十分に有る。
彼は今、朝晩冷え込む暖房の無い東京拘置所内で、ガタガタ震えながら3畳の独居房の中で泣きじゃくり、絶望と慟哭に喘ぎ、嗚咽して居る事だろう。
彼は今、日本の司直の厳しさが身に染みて、大いなる苦痛と悲嘆にのた打ち回って居る事だろう。
だがカルロス・ゴーン容疑者が味わわされている巨大な苦痛と絶望と悲嘆は、正に彼がこれまで従業員達や取引先・下請けの方達に対して為して居た非情で薄情な行為の結果なのだ。
因果応報、アーメン。
divinelight777 at 01:07|Permalink│Comments(2)