東京都知事の猪瀬直樹氏が、医療法人社団:徳洲会から5000万円もの巨額の資金提供を受けていた事が問題となっている。
そもそも彼の方から徳洲会側に1億円を先ず要求して、それに対して徳洲会ドン首領たる徳田虎雄氏から息子の自由民主党議員の徳田毅氏に、「先ずは5千万円を現金で渡せ。但し足が付かない様に議員会館で渡せ。」と指示したとか、しなかったとか。
やはり言うまでもないが、世界最大の巨大都市の政治に関して、巨額のカネと無縁で居られる事は夢物語の綺麗事でしかない。
別に徳洲会が呪われた医療法人社団と言う訳でもない。
我が国の僻地医療に貢献して来た功績は、依然多大で巨大だ。
俺が思うに、ヒト人間と言うものは、基本的に他者を悪く言いたがる生き物だ。
勿論、この僕を含めてだ。
人は基本的には他人他者の悪口しか言わない。
ヒトは基本的には、他人他者の悪い所しか見ない。
その対象が自身や自身の家族よりも社会的地位や経済力が優越している場合、特にその人間特性は著しく発露する。
先の2020五輪、東京都開催決定に至ったには、猪瀬直樹都知事の強力なリーダーシップに負う所が大きい。
2年前の未曾有の国難である東日本大震災の際に、宮城県気仙沼市で火の海の中を取り残された人達を、当時東京都副知事として果断な決断力を示し、迅速に東京消防庁に命じてヘリコプターの緊急出動を決定し、見事に救出に成功した事は猪瀬直樹氏の英雄的英断に依る。
通常、現地からの出動要請が無い中をヘリコプターが出動する事はかなりの異例なのである。
確かに、徳洲会グループが西東京市に建設した老人保健施設の工事代金7億5千万円を、全額東京都が補助する事を決定したのは、当時の副知事の猪瀬直樹氏ではある。(当然、それらは東京都民の皆様の血税である)
そうした見返りに彼は、1億円の拠出と言うか貸付を選挙費用として徳洲会に依頼したのだろう。
彼は5千万円を受け取ったのは事実だが、所収したのではない。
借りただけであり、既にそれらは全額返却している。
これを、僕はそう問題になる事だとは思わないが、既に東京地検特捜部は捜査に乗り出している様だ。
人を一面的にだけ見るのは良くない。
っと僕は思います。