宇宙人ぶすおの真実の記録

穏和な日常生活の風景。 幸福。 幸せ。 心の安定。 精神の充足。 心の平安。 愛情。 愛と調和。

タグ:睡眠薬

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桜がそこいらで咲き始めた。
僕が先日旅行で行った西伊豆では、驚いた事に既にほぼ散り終わった桜の木を見た。


桜が、散る。
これはここ日本では、一般的には何かの試験に不合格・落第の憂き目に遭ってしまう事を象徴的に言う言葉となっている。
逆の意味では「桜が咲く」と言う事だ。


この桜が咲き、そして散る3月・4月の季節は、月別の自殺者数が1年間で最も高くなる時期なのだそうだ。

そう言えば、余り触れたくはない話題ではあるのだが、大学の同級生のある女の子は、3月のとある日に突然自ら命を絶ち、唐突にこの世を去った。
まだ20代前半の女性で、学業成績は、優秀であった。

後で伝聞した話では、鬱病を患っていたらしい。
通院していた精神科・心療内科のドクターから処方された睡眠薬を大量に服用しての自殺であった。


卒業直前に、急遽我々の卒業アルバムに彼女の特設ページが設けられ、写真に残る在学中の数々の思い出が偲ばれた。

その中の最も直近の写真を見れば、鬱病で食欲が減退していたせいか、かなり痩せている様子が伺える。

個人写真の列にも彼女の写真は加えられ、季節は秋なのか、綺麗に紅葉したもみじを背景に彼女の姿が、今となってはかえって痛切である。


自殺者の7割が鬱病罹患者、あるいは鬱病経験者と言われる。

鬱だとか自殺だとかに縁が有る人やそれに類する人達にとって、「春爛漫」は見当違いで、逆に憂鬱な季節であるらしい。

つい昨日触れた自殺の例は、福島県でずっとキャベツ栽培に心血を注いで来た真面目な農家の男性が、政府から放射線による汚染を警戒しての出荷停止命令が下った瞬間、自殺した。
63歳。俺の親父と同い年ではないか。
農家としての先行きに絶望してしまったのだろう。
悔しそうに取材に答えていたのは、後を継いだ35歳の次男であった。俺と同い年である。


春は僕にとっては新たなる季節であり、歓びと楽しみの季節であるが、そうは感じない人も世の中には居るのだな・・・。
そう考えていると、何だかとても悲しくて切なくて、そして虚しい気がしてくるのです。
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華原朋美さんが、また歌舞伎町界隈で緊急搬送されました。

一時はスターダムに伸し上がった彼女も、今では立派なサイコ患者。
俺もかつて東京都在住時に、心が荒んでエネルギーを失っていた時期に、この歌舞伎町界隈や、今回華原さんが連れて行かれた新宿署の辺りをフラフラしていたっけ。

それでも睡眠薬を飲んでからだとか、そんな感じではなかった。

俺は以前の記事にも書いていた様に、東京都江東区の清澄庭園にて意気消沈した10代末期を過ごし、心優しい女性に心から憧憬し、結果的には偶然に偶然が重なった形で、その清澄庭園で幼少期を過ごした今の妻と、自分の生まれ故郷で偶然に出会い、結婚に至った。

東京都はアメリカのニューヨークよりも大規模な世界ナンバーワンの巨大都市である。

その巨大都市で、人生の凋落を味わう人も居れば、素晴らしい宝物を拾う人間も居る。

東京都は、世界で最も人間が狭くひしめく土地だ。
それだけ人間が居れば、それだけの数のドラマが有る。

華原さんも天国と地獄を体験した。

だが私は、地獄は御免被りたい。
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