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【CD38-39】シュッツ:

1) シンフォニア・サクレ 第2集 Op.10 全曲 SWV.341~367,
2) 父アブラハムよ、私を憐れんでください SWV.477

ローランド・ウィルソン(指揮)、ラ・シャペル・デュカーレ、ムジカ・フィアタ・ケルン[録音]1995年




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本blogで僕から何度も言う様だが、こうした宗教声楽曲と言うのはやはりクラシック音楽の中にあっても、究極の分野・ジャンルであり、従って宗教声楽曲の良さや素晴らしさを理解出来る様になるには、やはり人生のあらゆる艱難辛苦や歓喜、悦楽、愉悦等を経験し、豊富な人生経験を経る必要が有るのだと、僕は45歳になって増々しみじみと実感する。




今の僕は人生の折り返し地点を過ぎた所で、20年以上も前から手元に所有する、あらゆる種類の宗教声楽曲のCD群を、耳で何度も聴いてはいたが、それ等を本当に深く理解は全く出来ていない事に、今更ながらに気が付かされる思いがしている。




Schutz
Claudio_Monteverdi
Bach














人類の歴史上、偉大な作曲家達はほぼ例外無く、宗教声楽曲の作編曲を、自身の作曲家としてのキャリアの最上の位置に置いた。

そんな彼等が遺した誠に素晴らしい全人類の共有文化遺産を、自宅でこうして寛ぎながら、しかも安価に鑑賞出来るとは、誠に神様の豊かな恵みと言う他無い。




そして本アルバムを丁度鑑賞中に、本日無事に退院して来たお義母さんが、半分眠り込みながら本アルバムの清澄な調べを耳にしている。