五輪の招致活動がいよいよ大詰めだ。

東京都の猪瀬都知事を旗頭にして、アスリートの皆様や様々な人達・関係者が一生懸命に最後の力を振り絞って、2020年のオリンピックを、我が国の首都開催でと声を張り上げている。

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だがちょっと待って欲しい。

2020年のオリンピック開催都市は、本当に日本国の首都である東京都で最も相応しく間違い無いと言い切れる事なのか?

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この写真は、トルコ共和国は首都のイスタンブールの歴史的建造物である聖ソフィア大聖堂。
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聖堂周囲の4本のミナレット(尖塔)はイスラム教徒支配に在った時分の名残で、実際は現在、ビザンツ東方教会、即ちギリシア正教会の管轄下に在る。
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これだけでも、この聖ソフィア寺院が、如何に豊かな文化圏の下にそびえ立つのか思い知らされよう。
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僕もいつかは訪れて、聖堂内で祈りを捧げたい。


もう皆様は御存知だろうが、東京オリンピックは既に開催されたのだ。
招致には、主に企業や利権団体のお金儲けの思惑が多分に絡んでいるのは今更言うまでもない事だが、僕としてはそう言う経済的動機も大いに理解出来るのだが、本当に果たして2020年開催都市は、東京都が最も相応しいのだろうか?


僕は、日本国とトルコ共和国の和歌山県沖における感動的な美談を忘れる事は決して無い。


以下にコピーを貼る。


1890年(明治23年)9月16日夜、 オスマン帝国(現在のトルコ共和国)最初の親善訪日使節団を乗せた軍艦 「エルトゥールル号」が串本町樫野埼沖で 台風による強風と高波により座礁し、沈没しました。 この事故により587名の命が奪われる大惨事となりましたが、 事故の知らせを聞いた大島島民の懸命の救助活動により69名を救出することができました。 この遭難に際し、大島島民が行った献身的な救助活動が、 それからトルコの人々の間で語り継がれています。
 この「エルトゥールル号」の日本訪問と遭難は、 その後の日本とトルコの友好関係の原点とされています。

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これがその時のトルコの人々の犠牲者を悼む慰霊碑。
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これがその、エルトゥールル号である。

その時の大島島民は、救出したトルコの人々に振舞う為に、島では大変に貴重な鶏を調理したのだと言う。



日本国は太平洋戦争以来、見事に世界に冠たる経済大国に躍り出て、ずっとその座を明け渡さなかった。

日本は東京オリンピック開催以来、ずっと経済は右肩上がりだった。


であるならば、ここは一つ未だ五輪開催を経験していない、しかも素晴らしい友好国であるトルコ共和国の首都:イスタンブールに譲るべきなのではないだろうか?
これが僕の意見であり、これは気鋭の政治経済学者の植草一秀先生も全く同じ事をブログで仰っておられる。

安倍晋三総理も、トルコ共和国の2020年イスタンブール開催に対して、公式の席ではっきりとエールを送ったではないか。

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日本国がもっと大所高所に立ち、大局的見地から大人の対応をして、真の国際友好を深めるつもりなら、ここは素晴らしい東西欧州の文化連結地点でもあるトルコ共和国:首都イスタンブールに、2020年オリンピック開催を譲るべきだ。

キリスト教東方教会とイスラム教圏の文化が巧みに融合を見せているこの偉大な素晴らしい歴史的文化都市が初のオリンピック五輪開催を実現出来る意義は、我々日本人の想像よりもとても遥かに大きく高い。

そして我が国としては、潔く友好国のトルコ共和国に開催を譲り、応援・協力しトルコ共和国を祝福してこそ経済大国としての素晴らしい対応であると国際社会に評価される事にもなろうと、僕は強く思うのだ。

僕が個人的に、トルコの名物「シシカバブー」が大好きと言う事も手伝ってはいる。
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シシカバブーは旨い!絶品だ。
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これをお読みの皆様の中にも、トルコの食べ物シシカバブーが大好きな方も多いと思う。


それに。
昔はトルコ風呂と通称されていた、現在の所謂ソープランド。
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大きな声では言えないが、僕も大好きだ。
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2020年オリンピック開催都市は、トルコ共和国首都イスタンブールに決定される様に、日本国も東京都も全力で支援し応援・協力すべきである。

そう言う視野の広い、自国の利益のみ追求する偏狭な価値観を脱却してこそ、日本国は世界に評価される真の経済大国と成る事が出来ると、真剣に真面目に僕は思うのだ。



猪瀬都知事や関係者の皆様、お疲れ様です。

しかし、僕は五輪史上初のイスタンブール開催を望み、応援し、心からお祈り致します。