もう3日過ぎてしまったが、日本国は72回目の終戦記念日を迎えた。
あの大戦の惨禍を直接知る日本人は、もう徐々に確実に減りつつある。
天皇皇后両陛下も、もう大分御歳を召され、式典の途中、両陛下は少し立ち止まって、何かお話しされて居られたのが、NHKの生中継でも見て取れた。
天皇陛下の御挨拶も、毎年ほぼ変わらない。
我々の祖国、ここ日本国は、本当に酷い大戦の惨禍を経験したのに、良くぞここまでの経済大国に復興したものだと、毎年この日に思い直さざるを得ない。
それよりも少し前から、こうして政府広報にて正午の黙祷を国民に勧める広告に接していたのだが、マヌケにも僕はつい、正午の黙祷を失念してしまった。
なので式典の生中継の最中、慌てて手を合わせて、安倍総理の挨拶に合わせて、心の中で誠の哀悼の祈りをお捧げした。
我々日本人はもう2度と、先の悲惨な大戦を絶対に経験などしたくはない。
日本国は依然として、現在時点で世界唯一の核兵器被爆国なのだ。
しかも日本は、原子爆弾を立て続けに2発も投下された。
こんな悲惨な事が、他に有るだろうか。
だが大日本帝国軍の将兵の中には、確かに非常に優れて立派な方も沢山居られた。
この栗林忠道陸軍中将(硫黄島での作戦行動中に、大本営に拠り陸軍大将に昇格)は、「最も優れた指揮官」であるとして、日米で今でも賞賛の的になっている。
当時敵対国のアメリカ軍将兵からも、賞賛の声が今でも止まないのだ。
勤勉で常に簡素な装いで、最期は部下と共に突撃した。
戦後の証言に拠れば、彼は最期に隣の部下に「お先」との声を軽く掛けて、自ら敵軍に突撃して戦死したのだと言う。
この本は僕の手元に有るが、読んでみてとても良かった。
栗林忠道さんは、僕も最も尊敬する軍人の御一人だ。
俳優:渡辺謙さんが、映画「硫黄島からの手紙」にて、栗林忠道中将閣下を好演して居られた。
嵐の二宮さんも、非常に良い演技だった。
3日前の終戦記念日の夜、驚いた事にNHKにて、あの悪名名高い「インパール作戦」が特集されて居り、またすると当然ながら、この史上名高い最低最悪の愚劣馬鹿愚将の鬼畜生、牟田口廉也(むたぐち れんや)がクローズアップされて報道されていた。
更に驚いた事に、将軍のお孫様が、この将軍の、つまりは御自身の御祖父様の勲章だとか銀杯だとかの遺品を手に、「私は孫として敢えて、祖父の真実から眼を逸らさずに向き合う。」、みたいな殊勝な事を、真剣な眼差しと表情で仰って居られた。
典型的な史上最低の陸軍中将だった、牟田口廉也さん。
こいつが立案し強引に主導した超無謀な作戦、インパール作戦のせいで、おびただしい莫大な数の大日本帝国陸軍将兵が、現地インド・ビルマの戦線で、飢餓に喘ぎながら次々と死んで白骨化して行った。
史上悪名高い、あの「白骨街道」は、愚将の牟田口廉也がこの世に現出させた、正にこの世の地獄だ。
皆様もこいつの口にするのも汚らわしい、悪魔の代名詞に他ならない実名「牟田口廉也」で今直ぐインターネット検索し、Wikipediaのページだけでもお読み頂きたい。
自軍からも敵軍のイギリス軍からも、軽蔑と侮蔑と嘲笑の対象でしかなかった。
生きる価値の全く無い、生まれて来ない方が世界人類の為には遥かに良かった、どうしようも無いグショグショの糞ド愚将の牟田口廉也ちゃん。
この赤痢大便中の不気味に汚く蠢く蟯虫にも劣る人間の糞屑の生き様と来たら、どうだ。
大勢の部下を自分の命令一つで悲惨な死に至らしめ、自分は部下達の退却を待たずして、さっさと日本に帰国。
結局祖国の日本でのうのうと天寿を全うしやがった、実に厚かましい厚顔無恥の大便将軍たる牟田口廉也。
なのでこうして、彼の家のお墓は無遠慮にも平然と今も存在している。
3日前の夜のNHKの特集番組中で出演されて居られた「牟田口廉也の孫」も、やはり氏名は伏せられて居た。
どうやら祖父の牟田口廉也を心から恥じて、名前を変えて日本で生活して居るらしい。
牟田口廉也は正に万死に値する、それはそれは本当に御立派な陸軍軍人だ。
天皇皇后両陛下や安倍総理も式典中に仰った様に、我々日本国はもう2度と、先の悲惨な大戦を繰り返しては絶対にならぬのだ。