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もう11年間も使用していたVictorのウッドコーンスピーカーのコンパクトステレオシステム:EX-S1000が、突然故障してCDが全く再生出来なくなった。

音質は大変素晴らしく、こんなにもコンパクトな大きさなのに、素晴らしくクリアで迫力ある音像を、僕がこよなく心から愛好して止まないモーツァルトやバッハの楽曲を通して、僕に毎日恵みと祝福と潤いをもたらしてくれていた。



当初はオンライン限定商品として、確か7万5000円程で当時買ったのだが、付属のアンテナコード線をしっかり張っても、僕の大好きなNHK-FM放送が全く受信出来なかった事は、最初から大いに不満であった。


それがCDを再生しようとすると、突然機械的に変な音がして、全く再生不可能に陥ってしまったのだ。



地元の有名ステレオショップにメールで修理を依頼したのだが、メーカーのビクター・カスタマーサービスに問い合わせて下さったところ、同製品の補修部品は既に製造はしておらず、従って修理は不可能であるとの落胆の返信であった。




そこでインターネット広告が盛んに出ている買取屋さんに依頼したら、何と翌日には自宅までいらして下さり、故障したジャンク品と言う事で買取はしてもらえなかったが、快く無料で回収をお引き受け下さった。


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実はその前に、前日にAmazonにて何と15300円(消費税、送料込み)の格安のコンパクトステレオである、ORION:SMC-160BTを試しに購入してみた。

注文したら、もう翌日の午前に自宅に届けられる、この異常なまでの迅速さと来たら、どうだ。


商品は簡素な造りなので、組み立ては直ぐに終わったが、これがまさかの期待も予想もしなかった大当たり。


想像以上に音像はクリアで迫力ある。
(ただし僕がそれまで使用していた75000円のVictor:ウッドコーンスピーカーのシステムの音像の明瞭さ・音の厚みには、やはり及ばない)

僕の大好きなクラシック音楽を聴くにも、取り敢えず大きな不満はそう感じられなかった。

そして今回、僕は生まれて初めて、音楽信号をブルートゥース電波にて送受信して音楽を楽しむ事を体験したのだが、妻のスマートフォンから試しにブルートゥースでポップス楽曲を送受信して再生したところ、お世辞ではなく本当に迫力あるクリアな再生を体験出来た。


そして何と今回、僕は人生で13年間振りに、自宅でNHK-FMの放送を楽しむ事が出来たのだ。

写真の様に、ちょっとちゃっちぃ造りのリモコンとFMラジオアンテナ(ただの簡素な電線コードたった1本)なのに、それまでのVictorでは全く不可能なFMラジオの受信が、何と再び今回可能となったのだ。

これには驚き、そしてとても嬉しかった。

当然ながら主だった他の民間FM放送局も、全く問題なくクリアな音で受信出来ている。


同じコンパクトステレオでも、これまでのVictor : EX-S1000はブルートゥース非搭載の上にFMラジオ電波が全く受信不可能(アンテナはORIONと同じく、簡素な電線コードたった1本)。
それはオンライン購入で75000円もした。
音には十分な厚みと迫力ありクリアだったから、使用時は特段の不満はなかったのだが。



しかし今回も同じくオンラインで購入したORION : SMC-160BTは、ブルートゥースばっちり搭載、そしてFMラジオ電波は難なく普通に受信可能。
本体の重量はVictorに比較して、恐ろしく軽い。しかし肝心の性能の違いは、上記の通り。
そしてお値段は、15300円である。


約75000円と15300円。


同種の音響製品なのに、お値段にも随分と開きがある。



思うに音響製品の進歩も、僕が前回購入時の11年前よりも、遥かに進歩・進化して、電子部品や電子回路(半導体)がずっと少なく小さく済み、かつ性能は著しく向上しているのだろう。



それにしても異社製品で一概に比較は出来ないかも知れないが、何と言う音響製品の進歩と進化だろうか。




いっやぁ~、久し振りにとても良い買い物が出来て、僕はとても満足だ。



ORIONのSMC-160BT、皆様にも是非、心より強く自信を持って、僕からお勧め申し上げます。